シャインマスカットのカロリーや栄養は?気になる旬の時期は?

今回はこの時期にしか食べられないシャインマスカットの魅力についてお伝えしていこうと思います。

 

【シャインマスカットとは?】

シャインマスカットは「安芸津(あきつ)21号」と「白南(はくなん)」をかけ合わせて育成された黄緑色の大粒ブドウ品種です。独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構果樹研究所が開発し、2006年に品種登録されました。

上品なマスカット香を持ち、大きな楕円(だえん)形の粒は硬くしまりのある肉質で歯切れがよいシャインマスカット。糖度は20度前後と高く、酸味は少なめです。本格的に甘くなると糖度が25度に達するほどブドウの中でも特に甘い味わいの品種です。種なし栽培が可能で、果皮が薄く皮ごとパリッと食べられる手軽さも人気です。さっぱりより甘めが好きな方は、樹上完熟の粒が黄色っぽいものを選ぶとより糖度が高くしっかりとした甘さが楽しめます。

【気になる旬の時期は?】

国内ではシャインマスカットは特産品として長野県、山梨県、岡山県、山形県を中心に栽培されています。 シャインマスカットの旬の時期は7月上旬~9月下旬です。 市場に出回るのはだいたい7月頃からとなり、一部地域では12月までは手に入れることができますが、美味しい旬の時期としては産地や栽培方法によって旬は異なり一般的には7月上旬~9月下旬です。

【シャインマスカットの相場は?】

高級品として知られるシャインマスカットはスーパーでも購入可能で、1房あたり2,000円~3,000円が相場。贈答用の高級ブランドだと、1房10,000円以上するシャインマスカットもあります。

お得にシャインマスカットを購入したい方は、スーパーでやや小粒のものを探してみましょう。時期やサイズにもよりますが1,500円くらいで買うことができます。通販の場合は、粒の大きさが不揃いの訳あり商品を購入するのもおすすめです。

 

【シャインマスカットの栄養やカロリーは?】

シャインマスカットにはどのような栄養素が含まれているのでしょうか?私たちの健康やダイエットに効果があるのかどうかについても、合わせて紹介します。

シャインマスカットのカロリーは、1粒8~10gあたり約5~6kcalと比較的低カロリーですが、糖度が高い分糖質も多くなるのでくれぐれも食べ過ぎは禁物です

①ブドウ糖

シャインマスカットに含まれるブドウ糖は、脳のエネルギー源となる栄養素であり、日々の脳の働きに欠かせません。吸収がよいためすぐにエネルギーになって脳や筋肉に供給されるので瞬間的なエネルギ源としてはちょうどいい食品です。ただし、体内で余ったブドウ糖は脂肪となり体内に蓄積されるためダイエット中の取り過ぎには注意しましょう。

②ポリフェノール

シャインマスカットには、ポルフェノールが豊富に含まれます。ポリフェルノールは強い抗酸化物質を持つ物質で、体の老化やサビを予防してくれる効果があります。アンチエイジング効果も高いため、肌の老化が気になる方は積極的に取りたい栄養素です。

③ビタミンB1

ビタミンB1も、シャインマスカットに含まれる栄養素のひとつです。ビタミンB1は体内で糖質がエネルギーに変換されるのを助けてくれるため、疲労回復に効果が期待できます。糖質を多く摂る人や、よく運動をする人は特に不足しないように注意が必要です。

④ビタミンB6

bビタミンB群の一員であるビタミンB6は、タンパク質と脂質からエネルギーを作り出す時のサポート役として働きます。また、皮膚や粘膜を正常に保つのに必要不可欠な栄養素でもあり、神経機能を正常に保ち、イライラやうつの改善にも効果があると言われています。

⑤レスベラトロール

シャインマスカットの皮には、レスベラトロールというポリフェノールの1種の成分が含まれています。ポリフェノールはシャインマスカットの果肉にも含まれていますが、レスベラトロールはさらに強い抗酸化作用も持っています。肌の細胞の酸化を防ぎ、肌の状態を整えてくれるので、美容を気にする方にはおすすめです。

また、血糖値のコントロールや血流を良くする作用もあるため、生活習慣病の予防にも効果が期待できます。さらに、長寿遺伝子と呼ばれるSIRT1のスイッチをオンにする働きもあると言われています。

 

栄養価も高く低カロリーでおいしいシャインマスカットは9月下旬まで。