浜田市

島根県の西部にある浜田市は、日本海に面しており、
豊かな海の幸がある一方、内陸は山地が広がり棚田や伝統文化が残る美しい町です。

自然と文化が今に残る浜田市を紹介します。


【浜田市はどんな町?】

平成17年の10月に、浜田市、金城町、旭町、弥栄村、三隅町の5市町村が合併し、

現在の「浜田市」になりました。

県庁所在地である松江市から124㎞、広島市から107㎞の位置にあり、面積は東京23区とほぼ同じです。

県下で3番目に人口が多い町で、高速道路、港湾などの都市基盤や

大学、美術館をはじめとする教育施設が充実した、島根県西部の中核都市です。

海水浴場や、しまね海洋館アクアスなどレジャー施設も多く、観光で訪れる方も非常に多いのが特徴です。

●伝統が息づく町

島根県西部で神事の際に舞う「石見神楽」が盛んです。

お祭りやイベント等で舞うされることも多く、神楽は地元の方にとって身近なものです。

また、石見で作られる石州半紙は、ユネスコの無形文化遺産に記載され、現在も伝統を守り作られています。

●急峻な地形が育む自然

浜田市沿岸の海域は、暖かい対馬暖流と、

深海の冷たく栄養に富んだ海水が混ざり合い、
魚の餌となるプランクトンが豊富なため、おいしい魚が獲れます。

浜田市は県内随一の水揚げを誇る漁港があり、
毎日数多くの魚が水揚げされ、全国各地へ出荷されています。

 

海岸には 切り立ったリアス式や砂丘海岸などの自然景観がある一方で

山地では農業が盛んで、日本の原風景が残る美しい自然があります。

「日本の棚田百選」に選ばれた美しい棚田が見られ、

昔ながらの懐かしい風景を見ることができます。
その土地に適した様々な農産物が育てられており、四季折々の味覚を楽しめます。

【浜田市の特産品】

海の幸
☆どんちっち3魚
・アジ
・のどぐろ
・カレイ

山の幸
・弥栄米(やさかまい)
・ピオーネ
・赤梨
・西条柿

【どんちっちのどぐろ・アジ・カレイ】

“どんちっち”とは?
 どんちっちとは、神楽の囃子を表現する幼児言葉で、それが転じて石見(いわみ)神楽全体を意味するようになりました。
「どんちっちアジ」「どんちっちノドグロ」「どんちっちカレイ」の三魚を
山陰・浜田を代表する「どんちっち」としてお届けしています。

アジ(旬の時期 4月~9月)
島根県西部沖で穫れるアジは、昔から脂ののりがよく、
旬の時期にはトロにも匹敵すると言われてきました。

近年、島根県水産技術センターの研究によりポータブル脂質測定器が導入され、
出荷時に科学的データに裏打ちされた美味しさが証明されています。


ノドグロ(旬の時期8月~1月)

いまや高級魚となったのどぐろは“浜田市の魚”に指定されています。

島根県沖から山口県沖で穫れるのどぐろは、
脂質含有量が高く、希少性もあって非常に高級な魚であり、近年その人気はますます高まっています。ぜひその美味しさを味わってみてください。


カレイ(旬の時期 12月~2月)

浜田漁港で穫れる魚の代表的なカレイは、ミズガレイ・エテカレイ・ササカレイの3種です。

塩干品は全国一の生産量を誇り浜田市周辺の特産品のひとつにもなっています。

淡白な中にも上品な味わいが人気を呼んでいます。

☆ほかにも浜田市は美味しいものが沢山あります!

【赤点】

島根県浜田市の名物『赤てん』は、魚のすり身に

赤とうがらしを練り込んで揚げた練り製品です。

地元で知らない人はいない程の有名で、

唐辛子のピリッと感、すり身のモチッと感がクセになります。

ピリ辛ですが、小さいお子さんも食べています。

お弁当の一品として入れているご家庭も多いのだとか。

トースターで焼くと、まわりのパン粉サクッとして、より一層美味しくなります。
赤てんを少し焙って、ちょっとマヨネーズをつけて食べるのもおススメです。

【ケンボロー豚】
浜田市金城町で40年近く養豚経営の実績のある島根ポークです。
衛生管理の行き届いた農場で「安全・安心・美味しさ」を追求し生産された「芙蓉ポーク」は

旨味に特化した美味しいお肉になるよう、

飼料配合から飼料の運搬方法に至るまできめ細いルールを定めるなど徹底しています。

いつでも安定した品質を保つため、長年の経験を基に、飼料設計も季節ごとに変更しています。

天然素材由来のミネラルとアミノ酸の添加が美味しさ秘密の一つです。

 また、農場で飼育される全ての豚は、クラシック音楽を流して育てているそうです。


【利休饅頭】

茶聖・千利休より同じ茶人の古田織部正重然公に傅わり、その親族である初代浜田藩主古田家に傅わったものを
家祖・治右衛門が受け作り出したといわれています。
仲屋の利休饅頭は一子相伝独特の製造をしており、伝統の味がいまに継がれています。
天皇陛下へも献上されたことがあり、薄皮に包まれた上品な甘さの黒糖あんが特徴です。
黒砂糖独特の深い味わいでお茶うけにぴったりな一品。
無添加なので安心して頂けるのもおすすめポイントです。

【金城こしひかり】

浜田市金城町は米作りには最適の環境です。
夜にしっかりと気温が下がり、昼と夜の寒暖差が大きいことが、美味しいお米作りには大切です。
石見地方の山間部はその条件を満たしています。
ミネラル分を含み、清らかな水が甘みやねばりのあるお米を育みます。


まとめ

水族館で知られる浜田市ですが、海岸と山間部を有し
海も山も味わえる、イイとこどりのエリアです。
また、石見神楽や石州和紙といった伝統が色濃く残っており
郷土を大切にする心が育まれている土地です。
ぜひ浜田の特産品に触れて、石見の風土を感じてください。