Criteo広告の解約方法を完全ガイド|契約解除の注意点とトラブルを防ぐ手順とは?
はじめに|Criteo広告、解約できるの?と感じた方へ
Criteo広告を利用している企業からよく聞かれるのが、
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「思ったほど成果が出ない…」
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「費用対効果が合わなくなった」
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「他の広告に切り替えたい」
といった理由での解約希望。
しかし、Criteo広告は代理店経由での契約が多く、解約フローがわかりづらいのが実情です。
本記事では、Criteo広告の解約方法をステップごとに丁寧に解説し、合わせて契約解除時の注意点やトラブル回避のポイントも網羅します。
1. Criteo広告の契約形態を確認するところから始めよう
まず最初に知っておきたいのは、Criteo広告には以下の2つの契約形態があります。
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代理店経由での契約(約9割以上がこちら)
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Criteoとの直接契約(まれ)
多くの中小〜中堅企業では、広告代理店を通じてCriteo広告を導入しているため、「Criteoの画面上だけで完結する解約」はできません。
2. 解約手続きの基本ステップ(代理店契約の場合)
ステップ1:代理店に解約の意向を伝える
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最初に、Criteoを運用している広告代理店の担当者に連絡を入れましょう。
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**「いつまでの配信で停止したいか」**を明確に伝えることが重要です。
ステップ2:契約内容の確認(最低契約期間・解約通知期間)
以下の契約条件を確認しましょう:
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最低契約期間(例:3ヶ月 or 6ヶ月)
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解約希望日の○日前までに通知が必要とされる場合あり(例:30日前ルール)
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成果報酬型契約かどうか(売上に連動して請求される)
※これを無視して「今日で辞めたい」と言っても、契約違反で違約金が発生する可能性があります。
ステップ3:キャンペーン停止処理の依頼
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実際の広告配信を止めるには、Criteo管理画面上でキャンペーンを停止する必要があります。
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自社で操作できない場合は、代理店に停止日を明記したうえで依頼しましょう。
ステップ4:請求・実績の最終確認
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解約後にも、前月分などの後払い請求が発生する場合があります。
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ROAS・CPA・CVRなどの最終パフォーマンスレポートを請求し、次回の広告設計に活かしましょう。
ステップ5:タグの削除 or 無効化(重要)
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Criteoタグがサイト上に残っていると、意図しないデータ送信や重複計測が起きる可能性あり。
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タグマネージャーや自社CMSから削除または非アクティブ化してください。
3. Criteoと直接契約している場合の解約方法
まれに、大規模なEC企業やグローバル企業がCriteoと直接契約しているケースもあります。
この場合:
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管理画面のサポートチャット or メールで解約希望を伝える
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Criteo担当者とオンラインミーティングで調整
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規定期間(例:30日後)に解約処理が完了
✅ 注意:
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こちらも契約期間の縛りや最低出稿金額の有無を確認しておきましょう。
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年間契約の場合は中途解約不可 or 違約金ありの契約が多いので要注意です。
4. 解約時のよくあるトラブルと対策
トラブル①「すでに今月分の請求が来た」
→ これは正常です。Criteoは後払い請求の仕組みを採用しているため、広告配信を止めた後に請求が来る場合があります。
トラブル②「配信が止まっていない」
→ キャンペーンの「一時停止」ではなく「予算0円」設定になっているだけのケースがあります。しっかりと「配信停止状態」になっているか管理画面で確認を。
トラブル③「タグがサイトに残っていた」
→ タグの削除を忘れていると、第三者のデータ収集が続いてしまうリスクも。GAやヒートマップで確認を。
トラブル④「最低出稿期間を過ぎていなかった」
→ Criteoは契約時に最低3ヶ月以上の出稿義務があるケースが多いため、導入前に契約書を再チェックしてください。
5. 解約後にやるべきこと|次の一手をどう打つか?
Criteoを解約したら、次に何で集客・リターゲティングを補完するかを検討する必要があります。
おすすめの移行先:
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Google広告+リマーケティングタグ連携
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Meta広告(カート放棄者に対しての追客)
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RTB HouseやDynalystなどの類似DSPへ切り替え
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LINE広告やYahoo!広告など国内向け広告への分散
また、Criteoで蓄積したデータは、今後の改善材料として必ずダウンロード&保存しておきましょう。
まとめ|Criteo広告の解約は“冷静に、戦略的に”
Criteo広告は効果的な広告配信ができる反面、「継続すべきかどうか」の見極めが重要です。
なんとなく辞めるのではなく、
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費用対効果が落ちている理由を把握
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次の広告戦略を決めてから解約
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契約条件をしっかり守ってトラブル回避
これが賢い広告運用者の一歩です。
もし「自社の解約フローが不安」という場合は、契約中の代理店に遠慮なく相談してみましょう。
もしかすると、設定見直しでROASが復活するケースもあるかもしれません。
「辞める」か「続ける」かは、冷静なデータと戦略で判断しましょう。