「GREEN FUNDINGで返品はできる？クラファン特有のルールとトラブル防止のチェックポイント」

【はじめに】クラファンで「返品」はできるの？

GREEN FUNDINGで支援したあと、

「思っていた商品と違った…」
「壊れて届いた」
「やっぱりキャンセルしたい」

そんなとき、真っ先に気になるのが**“返品できるのか？”**という問題です。

結論から言えば、GREEN FUNDINGのプロジェクトは通常のネット通販とは返品ルールが異なるため、注意が必要です。

この記事では、返品・返金に関するGREEN FUNDINGの公式ルールをもとに、支援者・実行者双方がトラブルを防ぐための考え方と対処法を徹底解説します。

【STEP1】GREEN FUNDINGの「返品・返金」の基本ルールとは？

GREEN FUNDINGでは、支援者と実行者との契約は「購入型クラウドファンディング」という形式になります。

✅基本ルール（2025年現在）：

支援後のキャンセル・返金・返品は原則不可
通常の通販サイトの「クーリングオフ」制度は適用外
リターン（商品）に重大な欠陥・不良がある場合のみ、個別に実行者と交渉する形

❗ プラットフォーム側（GREEN FUNDING）は返品交渉や返金の仲介は行っていません。

【STEP2】なぜ「返品できない」前提なのか？

クラウドファンディングでは、支援が確定するとその資金をもとに、

製品の製造
材料の仕入れ
パッケージや配送体制の構築

が始まるため、一人の支援キャンセル＝全体計画への大きな影響になります。

さらに、クラファンは「先行予約」のような性質を持っており、“支援者の意思＝購入の確定”とみなされるのが一般的です。

【STEP3】こんなときは返品交渉できる可能性あり

とはいえ、支援者側にも正当な理由がある場合は、返品や交換に応じてもらえるケースもあります。

✅① 商品の初期不良・破損

到着時点で明らかに使えない状態
パーツの欠損、動作不良、破れ、破損など

✔ この場合は、実行者に写真付きで早急に連絡することが重要です。

✅② 説明と明らかに異なる商品が届いた

素材・サイズ・仕様がページ記載と違う
支援したリターンと全く異なる商品が送られた

✔ 記載内容との不一致は“契約不履行”に近いため、返品・返金交渉が成立しやすくなります。

✅③ 配送事故による破損・紛失

配送中に商品が破損していた
梱包が不十分だった
宅配業者の過失による紛失

✔ この場合、実行者が配送会社に問い合わせる必要があるため、まず支援者は報告を。

【STEP4】返品・返金が難しいケースとは？

❌「思っていたより使いづらい」

→ 主観的な使用感は返品理由としては弱く、対応不可が基本。

❌「色味が写真と違う」「思ったより小さい」

→ 画面表示と実物の差は誤差とされやすく、返金対象になりにくい。

❌「気が変わった」「他の製品を買うことにした」

→ 一般的な“自己都合”による返品はNG。

【STEP5】トラブルにならないために支援前に必ず確認したい項目

支援者として、以下の項目は必ずチェックしてから支援しましょう。

✅① リターン内容の詳細（サイズ・数量・納期）

→ 「勘違いだった」では支援後のトラブル回避が難しい。

✅② 実行者のプロフィール・過去の実績

→ 信頼できる実行者かどうかを見極める材料。

✅③ 活動報告やコメント対応の様子

→ 支援者の質問にきちんと返しているかを確認。

✅④ 返品・返金に関する記載の有無

→ プロジェクトによっては独自に「初期不良対応OK」と明記しているものもあります。

【STEP6】返品が必要な場合の連絡テンプレート

支援後に返品を申し出る場合は、丁寧なやり取りが最重要です。以下はその例文です。

件名：商品不良による返品（プロジェクト名）

〇〇様

お世話になっております。〇月〇日に〇〇リターンにて支援させていただきました△△と申します。

先日届いた商品について、以下の不具合が確認されました。

【不具合内容】
・梱包を開封したところ、本体に大きなヒビが入っておりました（写真添付）

ご確認のうえ、交換または返品のご対応が可能かご教示いただけますと幸いです。

よろしくお願いいたします。