【完全版】Kickstarterの使い方マニュアル|プロジェクトの立ち上げ方から支援の受け方、成功のコツまで徹底解説!
はじめに|Kickstarterは世界最大級のクラファン・プラットフォーム
日本国内では「CAMPFIRE」や「Readyfor」などが有名ですが、グローバル市場を見据えるならKickstarterが最強の選択肢です。
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世界中のクリエイターやスタートアップが利用
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英語圏を中心に数億人の支援者が存在
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アート、ゲーム、ガジェット、出版…ジャンルも豊富
この記事では、「Kickstarterって実際どう使えばいいの?」という人向けに、登録〜プロジェクト公開・運営・支援獲得までの使い方をわかりやすく解説します。
Kickstarterの基本情報と特徴
● プラットフォーム名:Kickstarter(キックスターター)
● 設立:2009年、アメリカ・ニューヨーク
● 方式:All-or-Nothing(目標金額未達なら全額返金)
● 対象者:世界中の個人・法人クリエイター(※一部地域制限あり)
Kickstarterでは、「プロダクトを完成させるための資金を募る」ことがメインの使い方です。
支援者は“製品の先行予約”のような感覚で支援を行います。
ステップ別|Kickstarterの使い方ガイド
【ステップ1】Kickstarterにアカウント登録する
まずはKickstarter公式サイト(https://www.kickstarter.com)にアクセスし、無料アカウントを作成します。
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メールアドレスまたはGoogle/Facebookアカウントで登録可
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登録後は「Creator」モードへ切り替え可能
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本人確認書類(パスポートや免許証など)が必要になるので準備しておきましょう
※日本在住者もプロジェクトを立ち上げることは可能です(Stripeでの決済登録が必要)。
【ステップ2】プロジェクトの企画を構成する
Kickstarterで公開するには、以下の要素を準備する必要があります:
必須要素:
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プロジェクトタイトル(短く・魅力的に)
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メインビジュアル(製品や世界観を表現する画像や動画)
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ストーリー(本文):
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なぜ作ったのか
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どんな課題を解決するのか
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資金の用途は?
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実現スケジュールは?
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リターン(Rewards):支援額に応じた返礼品
英語での記載が基本ですが、DeepLなどの翻訳ツールを活用して自然な表現に仕上げることが可能です。
【ステップ3】リターン(支援額別の返礼品)を設計する
Kickstarterでは支援額ごとにリターン(返礼品)を設定することができます。
例:
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$10:ありがとうメッセージ+壁紙ダウンロード
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$39:本体1台(30%OFF)
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$59:限定版+名前クレジット掲載
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$99:製品+Tシャツ+先行体験会招待
早期割引や限定数設定が支援を後押しします。
【ステップ4】Kickstarter側の審査に通す
内容を入力して「Submit」すると、Kickstarterの運営による審査が行われます。
通常は1〜3営業日で結果が通知され、問題がなければそのまま公開可能。
※プロジェクトによっては追加資料や証明書の提出を求められる場合もあります。
【ステップ5】プロジェクトを公開してプロモーションを開始!
審査通過後、いよいよプロジェクト公開。
同時に、SNSやメール、プレスリリース、インフルエンサーなどを活用した事前集客・広報活動を展開していきます。
効果的な集客チャネル:
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Instagram・X(旧Twitter)・Facebook広告
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英語圏メディアへのPR(例:TechCrunch、GadgetFlowなど)
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メールマーケティング(Mailchimpなど)
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YouTubeレビュー依頼(英語圏のTech系YouTuber)
Kickstarterは“世界を相手に勝負できる場所”なので、英語での発信が鍵になります。
支援後の対応|資金受け取りとリターン発送
✅ 資金の受け取り
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目標金額達成後、14日以内にStripe経由で振り込まれます
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振込先口座はプロジェクト登録時に設定(海外対応の銀行口座推奨)
✅ リターンの発送
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支援時に支援者の住所情報が保存されます
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製品完成後、指定されたスケジュールに沿って発送します
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海外発送対応が必要なので、送料の設定は事前に明確に!
※発送遅延が起きた場合は、必ず支援者にアップデート(活動報告)を行いましょう。
成功のためのポイント|Kickstarterで成果を出す5つのコツ
① 公開前に“支援見込み者”をリスト化しておく
→ 公開初日に20〜30%を獲得することで、注目プロジェクトに掲載されやすくなる
② 動画は必須。顔出し+ストーリー性が鍵
→ 制作背景や課題を“語る”ことで信頼感が増す
③ リターン価格帯は「$20~$100」がボリュームゾーン
→ 特に$39、$59、$99など“買いやすい数字”が人気
④ SNS・海外メディアへのPRは必ず事前に仕込む
→ 英語圏で話題化する仕組みを仕込むのが成功の近道
⑤ 支援者へのアップデートを怠らない
→ 「報告の頻度=信頼感」になる
よくある質問(FAQ)
Q. 日本語でプロジェクトは出せますか?
→ メインは英語ですが、日本語を併記しても問題ありません。
支援者の多くが海外のため、英語優先の構成を推奨します。
Q. 日本国内からでも支援を受けられますか?
→ 可能です。ただし、海外対応の銀行口座(例:Wise、Payoneer)や法人アカウントが必要な場合があります。
Q. 目標未達成だった場合は?
→ KickstarterはAll-or-Nothing方式のため、支援金は受け取れず、全額返金となります。
まとめ|Kickstarterは「世界に売り込むための舞台」
Kickstarterは「英語ができないと無理」「海外発送が大変そう」と思われがちですが、
そのハードルを乗り越えた先には、国内では得られないようなチャンスと反響が待っています。
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「日本発を世界へ」──それを可能にするプラットフォームがKickstarterです。
ぜひ、本記事を参考にあなたのアイデアを世界に向けて発信してみてください。