【万が一に備える】Readyforのクラファンを途中で中止する方法と注意点|キャンセルの手順・返金・信頼を守る対応策まとめ

はじめに|クラファンは「成功」がすべてじゃない

クラウドファンディングは挑戦であり、すべてが予定通りにいくとは限りません。

Readyforでプロジェクトを公開したものの──

  • 思ったより支援が集まらない

  • 予期せぬトラブルや体調不良で継続困難になった

  • パートナーと意見が食い違い、継続が難しくなった

こうした事態に直面したとき、「途中でやめる」という選択肢を取るにはどうすればいいのか?

この記事では、Readyforのプロジェクトを途中で中止・キャンセル・終了するための手順と注意点を、公式情報・体験談をもとに詳しく解説します。


そもそもReadyforで「途中中止」はできるのか?

結論から言うと、可能です。
ただし、明確な理由と正当な手続きが必要です。

Readyforはプロジェクトの「信頼性」を重視しているため、単なる気分やモチベーションの低下などではなく、やむを得ない理由が求められます。


Readyforの途中中止に関する公式見解

Readyfor公式サイトのサポートポリシーでは以下のように明記されています:

“プロジェクト公開後にやむを得ない事情が発生した場合、運営事務局へご連絡ください。個別の事情を鑑み、対応可否および必要手続きをご案内いたします。”

つまり:

  • 一方的な自己判断では停止できない

  • サポートデスクとの相談・承認プロセスが必要

  • 支援者への説明責任が発生する


中止までの流れ|5つのステップ


【STEP1】運営事務局に連絡

公式サイトの「お問い合わせフォーム」または管理画面のサポート窓口から連絡します。

記載するべき内容:

  • プロジェクト名とURL

  • 中止を希望する理由(できるだけ具体的に)

  • 現在の支援状況(支援総額、支援者数)

  • 活動報告・SNSの発信状況

  • 支援者への今後の説明方針(可能なら)


【STEP2】Readyfor側で審査・判断

運営側が以下の観点で中止可否を判断します:

  • 信頼性を損なう理由かどうか

  • 支援者への返金対応が可能か

  • 公序良俗違反や詐欺行為の有無

  • 事前報告なしの放置型キャンセルでないか

ここで中止が承認されれば、次の段階に進みます。


【STEP3】支援者への連絡・説明文の作成

クラファン中止にあたり、支援者への誠実な説明が最も重要です。

活動報告 or メッセージで伝えるべき内容:

  • 事情の説明(正直かつ丁寧に)

  • 感謝の気持ち

  • 今後の対応(返金、連絡手段など)

  • 必要に応じて問い合わせ先

例文:

このたび、当プロジェクトは◯◯の事情により、運営事務局との協議の結果、途中終了という判断をさせていただきました。
支援いただいた皆さまにはご迷惑をおかけし、大変申し訳ありません。心より感謝申し上げます。


【STEP4】返金処理(All-or-Nothingの場合)

Readyforは「All-or-Nothing方式」が基本です。
この場合、目標未達成であれば自動的に返金対応となり、リターンの発送義務も発生しません。

ただし注意:

  • 支援金がすでに振り込まれた後にキャンセルする場合 → 一部返金調整が必要

  • リターンが発送済み/製作中 → 支援者と個別に協議・誠意ある対応が必要


【STEP5】プロジェクトページはアーカイブ化される

中止が承認されると、Readyfor側でページは非公開または「終了プロジェクト」として残される形になります。

これは、情報の透明性確保のためで、削除依頼には応じないケースもあります。


中止する際の「支援者との信頼」を守るコツ


✅ 隠さず、正直に説明する

→ トラブルが起きても「誠意のある対応」は評価される


✅ 謝罪より“感謝”を先に伝える

→ 「応援してくれた」事実に対して真っ先に感謝を


✅ フォロー手段を用意する

→ InstagramやLINEなど別チャネルで今後の報告や連絡を行う


よくある中止理由と運営対応の傾向


✔︎ 病気や事故 → 柔軟対応あり(返金処理を含めて調整可)

✔︎ 想定外のコスト増大 → 計画の見直しで継続できる場合も

✔︎ 運営体制の崩壊 → 内容により一時停止・リスタートの提案も

✔︎ ネガティブな炎上 → 内容次第で公的対処/中止協議あり


Readyfor側とスムーズにやり取りするためのポイント

  • 早めの連絡が最優先(遅れれば遅れるほど信頼を損なう)

  • 証拠・状況を文書化して伝える(メール・写真・報告書など)

  • 中止理由が支援者目線で妥当か?を自分で精査しておく


途中中止を回避するために、最初からできる備えとは?


● 支援金の用途を明確に

→ 計画変更が起きても説明しやすくなる


● 無理なリターン設計をしない

→ 在庫・発送・原価を甘く見積もらない


● チーム制で運営する

→ 代表者にトラブルがあっても継続が可能


● 活動報告を定期更新

→ 支援者との信頼を日頃から築いておくと、中止時にも納得してもらいやすい


まとめ|“途中でやめる”ことは失敗じゃない

Readyforでクラファンを途中で中止することは、決して「失敗」ではありません。

むしろ、

  • 誠実に説明し、

  • 対応策を講じ、

  • 感謝を忘れず、

  • 次につなげる努力をする

この姿勢が、支援者にとっての“あなたの本当の評価ポイント”になります。

大切なのは、途中でやめる理由ではなく、やめ方の誠実さ

プロジェクトを通じて得た繋がりは、形が変わっても残ります。
どうか、その縁を大切に次の一歩へとつなげてください。

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