【支援が集まるリターン設計】Readyforで“応援したくなる”リターンを作る方法|金額別アイデアとNG例も完全ガイド!
はじめに:「いい活動なのに支援が集まらない」その理由、リターンにあります。
Readyforでプロジェクトを立ち上げたとき、
「思いを込めて作ったのに支援がなかなか集まらない…」
そんな壁にぶつかる方は少なくありません。
実はその原因、リターン(支援のお礼)の設計にあるケースが非常に多いのです。
支援者は「モノが欲しい」わけではありません。
“想いに共感し、何かしらの価値を感じる”から支援するのです。
この記事では、支援者の心を動かすリターン設定の考え方・実例・NG例・成功する型まで、完全ガイドで解説します。
第1章:Readyforにおけるリターンの役割とは?
1-1. 支援者は「商品」より「体験」や「共感」で動く
クラウドファンディングは通販サイトとは違います。
リターンの本質は「お返し」ではなく、**“つながり”や“応援の証”**です。
1-2. リターン設計がプロジェクトの“顔”になる
「このプロジェクト、面白そう!」と思ってもらえるかどうかは、リターンを見て判断されることがほとんど。
そのくらい重要なパートです。
第2章:リターン設計で考えるべき3つの視点
✅ 1. 支援者の立場で考える
「自分なら、どんなリターンが嬉しいか?」
「どんな気持ちでこのプロジェクトを応援したくなるか?」
→ **“支援者の気持ちになって設計する”**ことが最重要。
✅ 2. コストと手間のバランス
-
原価・送料・制作工数をきちんと計算
-
“応援される設計”に夢中になって、赤字にならないように
✅ 3. 限定感とストーリー性
「ここだけ」「いまだけ」「あなただけ」に弱いのが人間です。
-
限定数
-
支援者限定グッズ
-
あなただけにお礼メッセージ
→ **“選ばれる理由”**をつくる
第3章:金額帯別|実際に効果があったリターンの実例
◉1,000円:ライトな応援枠
-
お礼メール(テンプレでOKだが感謝はしっかり)
-
デジタル写真や活動報告PDF
-
支援者一覧に名前掲載
→ まずは“応援したいだけ”の人の受け皿を作る
◉3,000円〜5,000円:共感+ちょっと得したい層
-
限定ステッカー・缶バッジ・ポストカード
-
活動レポート冊子(PDFでも可)
-
オンライン報告会参加権
→ **“活動に関わっている感覚”**を得られる仕掛けが大切
◉7,000円〜10,000円:応援の本気度が高い層
-
プロジェクト限定の非売品グッズ
-
先行体験・先行予約枠
-
サイン入り制作物 or 限定色バージョン
→ 特別感が支援額アップの決め手に
◉30,000円以上:VIPリターン層
-
プロジェクト関係者とのオンライン交流会
-
現地訪問・同行体験型イベント
-
スポンサー枠(ロゴ掲載・感謝状)
→ “一緒に創る感覚”や“仲間入り”が満足度につながる
第4章:支援者が離脱する“NGリターン”の特徴とは?
❌ リターンが高額すぎて入りづらい
→ 最低でも1,000円台のライト枠を入れること!
❌ 商品やサービスの説明が抽象的
→ 「◯◯体験チケット」とだけ書かれていても内容が伝わらない
→ 実際の写真・使用例・提供方法をしっかり記載すること
❌ 発送時期・提供タイミングが曖昧
→ 「発送は未定です」などはNG。
→ 目安時期(例:2024年8月下旬発送予定)を必ず書く
第5章:効果的なリターン構成テンプレ(5種類前後がおすすめ)
-
応援だけのライトプラン(1,000円)
-
オリジナルグッズ+感謝メッセージ(3,000〜5,000円)
-
プロジェクトの成果物(5,000〜10,000円)
-
体験型・イベント招待(10,000〜30,000円)
-
スポンサー枠・ネーム掲載(50,000円〜)
→ 数が多すぎると選ばれにくくなるので「5〜7個」程度が目安。
第6章:リターンに“応援ストーリー”を添えると支援率が伸びる
リターン説明文の例:
【限定ポストカードセット】
このリターンでは、プロジェクトの活動地で撮影した風景写真を使った限定ポストカード5枚セットをお届けします。
実際にこの場所で感じた“想い”と“現場の空気”を、あなたの手元に届けたいという気持ちを込めて制作しました。
→ たったこれだけで「物から意味へ」と価値が変わります。
第7章:支援者対応・配送の実務ポイントも忘れずに!
-
発送はExcel管理 or Googleスプレッドシートで対応可能
-
デジタルコンテンツはDropboxやnote、メール配布でOK
-
複数リターン購入者への対応を想定しておくこと
→ 支援後の満足度=次回プロジェクトの土台になります!
まとめ:リターンとは“物”ではなく“共感の循環”である
Readyforの支援者は、決して「モノが欲しい」だけではありません。
-
なぜ応援したくなるのか?
-
何に心を動かされるのか?
-
どんな“ありがとう”がうれしいのか?
これらを丁寧に考えて設計されたリターンは、支援を呼び、次の応援へとつながっていきます。
いいリターンは、あなたの想いを支援者の“日常”に届ける橋になる。
このガイドをもとに、あなたらしい最高の「ありがとう」を形にしてみてください。