【初心者向け】GASで簡単に自動返信システムを作成する方法|Gmail・フォーム連携も徹底解説!

「お問い合わせへの返信をもっと速くできないかな」
「手作業でメールを返すの、正直めんどくさい…」

そんな悩みを一発で解決してくれるのが、Google Apps Script(GAS)を使った自動返信システムです。

この記事では、プログラミング初心者でもできる「GASを使った自動返信システムの作り方」をステップバイステップでわかりやすく解説します。
これを読めば、今日からあなたも返信作業ゼロ生活がスタートできます!


1. なぜ今、GASで自動返信システムを作るべきか?

まず、GASを使う最大のメリットはコストとスピードです。

【GASの強み】

  • 無料で使える(GoogleアカウントさえあればOK)

  • 環境構築不要(ブラウザだけで完結)

  • GmailやGoogleフォームと超スムーズに連携

  • トリガーを使えば「完全自動化」可能

  • カスタマイズ自由自在

つまり、月額費用ゼロで、プロ並みの自動返信システムが手に入るというわけです。


2. 【準備編】必要なものリスト

スタートに必要なものはたったこれだけ!

  • Googleアカウント

  • Googleスプレッドシート(データ管理用)

  • Google Apps Script(標準装備)

外部ツールや有料アプリは一切不要。
気軽に始められるのも魅力ですね!


3. 【基本編】自動返信システムの全体像

ここで、今回作る自動返信システムのイメージを整理しておきましょう。

■ シンプルな自動返信の流れ

  1. Googleフォームやメールで問い合わせを受信

  2. スプレッドシートに問い合わせ内容を記録

  3. GASが内容を取得し、Gmailで自動返信する

この仕組みを作るだけで、
「フォーム送信後すぐにお礼メールを送る」
といった基本機能がサクッと実現できます!


4. 【実装編】GASで自動返信システムを作ろう!

それでは、実際に手を動かしていきましょう。


ステップ① スプレッドシートを作成

まずは「問い合わせ記録用」のスプレッドシートを作成。
シート名を「お問い合わせ一覧」としておきましょう。

列の構成例:

| タイムスタンプ | 名前 | メールアドレス | メッセージ |

※Googleフォームと連携すると自動でこの形式になります。


ステップ② Apps Scriptエディタを開く

スプレッドシートから
「拡張機能」→「Apps Script」をクリックしてエディタを開きます。


ステップ③ 自動返信のスクリプトを書く

以下のようなスクリプトを記述します。

function autoReply() {
  const sheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getSheetByName('お問い合わせ一覧');
  const data = sheet.getDataRange().getValues();
  
  for (let i = 1; i < data.length; i++) {
    const email = data[i][2];
    const name = data[i][1];
    const replied = data[i][4]; // 5列目に返信フラグを追加
  
    if (!replied) {
      GmailApp.sendEmail(email, 'お問い合わせありがとうございます', 
        name + '様\n\nお問い合わせありがとうございます。\n内容を確認し、後ほどご連絡させていただきます。\n\n【自動返信】');
      
      sheet.getRange(i + 1, 5).setValue('返信済み');
    }
  }
}

ここでは、まだ返信していない行だけに自動返信を行っています。

ポイント:

  • GmailApp.sendEmail()でメール送信

  • 返信済み管理もスプレッドシートでできる


ステップ④ トリガーを設定して完全自動化

Apps Scriptエディタから
「トリガー」→「新しいトリガー作成」→「時間主導型」で設定します。

例えば「5分ごとに実行」などにしておけば、
常にリアルタイムに近い自動返信が可能です。


5. 【応用編】さらに便利にするアイデア

自動返信システムは、少しの工夫でさらに便利になります!


✅ 問い合わせ内容に応じて返信文を変える

例えば、「資料請求」か「質問」かによって返信文を変える場合:

if (data[i][3].includes('資料請求')) {
  // 資料送付の案内メール
} else if (data[i][3].includes('質問')) {
  // 質問受付の返信
}

✅ 添付ファイルを自動送信

GASでは、ファイルを添付して送信することもできます。

const file = DriveApp.getFileById('ファイルID');
GmailApp.sendEmail(email, '資料送付', 'こちらがご希望の資料です。', {
  attachments: [file.getAs(MimeType.PDF)]
});

✅ 管理者にも通知を飛ばす

問い合わせが来たら、同時に管理者(自分)にもメールを飛ばす設定も簡単です。

GmailApp.sendEmail('管理者のメールアドレス', '新規お問い合わせ通知', name + 'さんからお問い合わせがありました。');

6. 【運用編】安定して使い続けるために

せっかく作った自動返信システム。
長期的にトラブルなく使うためには、次の点に注意しましょう!

✔️ エラーハンドリングを入れる

通信エラーなどに備えて、try-catchを使っておくと安心です。

try {
  // メール送信処理
} catch(e) {
  Logger.log('エラー発生: ' + e.message);
}

✔️ 権限設定に注意

GASを使う場合、最初に「スクリプトにアクセスを許可」する必要があります。
社内運用の場合は、必要最低限の権限で済む設計にしておきましょう。


まとめ|GASなら、自動返信も今日からすぐにできる!

お問い合わせ対応を手作業で続けるのは、もはや時代遅れ。
GASを使えば、簡単・無料・ノーコード感覚で自動返信システムが構築できます。

最初はシンプルな自動返信から始めて、
慣れてきたら「条件分岐返信」「添付ファイル送信」「管理者通知」など、
どんどん機能追加していきましょう!

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