【完全解説】GASで作るタスク管理ツールの作り方|初心者でもできる自動化への第一歩

はじめに

「タスク管理ツールがほしいけど、既存のサービスだと物足りない…」
そんなあなたにぴったりなのが、Google Apps Script(GAS)を使ったオリジナルタスク管理ツールの作成です。

この記事では、プログラミング初心者でもわかるように、GASを使ってタスク管理ツールを作る方法を完全解説します。
カレンダー連携や自動通知など、ちょっとした工夫も紹介するので、ぜひ最後まで読んでみてください!


なぜGASでタスク管理ツールを作るのか?

タスク管理ツールは世の中に無数に存在します。
しかし、GASを使うと以下のようなメリットが生まれます。

  • 自分専用にカスタマイズできる

  • Googleスプレッドシートを基盤にしているので操作が簡単

  • カレンダーやGmailと自動連携できる

  • 基本無料で使える

特に、企業やチーム単位での「ちょっとしたタスク管理」にはGASが超おすすめ。
導入ハードルも低く、かつ強力なツールになります。


準備編:必要なもの

タスク管理ツールを作るために、以下を用意します。

  • Googleアカウント

  • Googleスプレッドシート

  • GASのエディタ(スプレッドシートの「拡張機能」→「Apps Script」から開けます)

すべて無料、インストール不要です。
ブラウザがあれば、すぐに開発を始められます。


ステップ1:タスク管理用のスプレッドシートを作成

まずは、タスクを登録・管理するためのスプレッドシートを用意しましょう。

おすすめのカラム構成は以下です。

  • タスク名

  • 期限

  • 担当者

  • ステータス(未着手・進行中・完了)

  • 備考

これだけあれば、シンプルで運用しやすいタスク管理表が作れます。

ポイントは、「シートの1行目に必ずカラム名を書く」こと。
GASからデータを取り扱うときに分かりやすくなります。


ステップ2:GASでタスク追加フォームを作成

次に、タスクを追加できるフォームをGASで作ります。

以下のようなコードをApps Scriptに記述しましょう。

function openTaskForm() {
  const ui = SpreadsheetApp.getUi();
  const response = ui.prompt('新しいタスクを追加します', 'タスク名を入力してください', ui.ButtonSet.OK_CANCEL);

  if (response.getSelectedButton() == ui.Button.OK) {
    const taskName = response.getResponseText();
    const sheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getActiveSheet();
    const today = new Date();

    sheet.appendRow([taskName, today, '', '未着手', '']);
    ui.alert('タスクを追加しました!');
  }
}

これを保存して、メニューから実行すれば、ポップアップでタスク追加できるフォームが動くようになります。


ステップ3:カスタムメニューを作成して使いやすくする

毎回スクリプトエディタを開くのは面倒なので、スプレッドシートにカスタムメニューを追加しましょう。

function onOpen() {
  const ui = SpreadsheetApp.getUi();
  ui.createMenu('タスク管理')
    .addItem('タスクを追加', 'openTaskForm')
    .addToUi();
}

このコードを追加して保存すれば、スプレッドシートを開いたときに「タスク管理」というメニューが自動で表示されるようになります。

ここからワンクリックでタスク追加フォームを呼び出せるので、運用がぐっと楽になります!


ステップ4:タスク期限が近づいたら自動でリマインドする

せっかくなので、タスクの期限をもとに自動リマインド機能もつけましょう。
これもGASなら簡単です。

function remindTasks() {
  const sheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getActiveSheet();
  const data = sheet.getDataRange().getValues();
  const today = new Date();
  
  for (let i = 1; i < data.length; i++) { // 1行目はヘッダーなのでスキップ
    const taskName = data[i][0];
    const dueDate = new Date(data[i][1]);
    const status = data[i][3];
    
    const diffDays = Math.ceil((dueDate - today) / (1000 * 60 * 60 * 24));
    
    if (status !== '完了' && diffDays <= 1 && diffDays >= 0) {
      MailApp.sendEmail(Session.getActiveUser().getEmail(), 'タスク期限リマインド', `タスク「${taskName}」の期限が近づいています。`);
    }
  }
}

この関数を1日1回自動実行するように設定すれば、タスク期限が近いときに自動でメールが届きます。

設定方法:
「トリガー」→「新しいトリガーを追加」で、関数:remindTasksを、イベントソース:「時間主導型」、タイプ:「日付ベースのタイマー」で設定。


ステップ5:さらに機能を拡張してみよう

ここまでできれば、タスク管理ツールとして十分使えます。
さらにステップアップしたい場合は、こんなカスタマイズも可能です。

  • 担当者ごとにタスクを自動振り分け

  • 完了したタスクを別シートに移動

  • カレンダーと連携してタスク予定を自動登録

  • SlackやChatworkに自動通知

  • スプレッドシートのフィルター機能と連動して管理

GASはGoogleサービスと相性抜群なので、組み合わせ次第でいくらでも進化できます。


まとめ:GASタスク管理ツールは未来を変える第一歩

最初は「難しそう」と感じるかもしれません。
でも、この記事のステップを順番に実行すれば、誰でもオリジナルタスク管理ツールを完成させることができます。

GASを使いこなせば、あなたの業務は劇的に効率化されるでしょう。
未来の自分に投資するつもりで、まずは小さな一歩を踏み出してみてください!

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