バターナッツかぼちゃを使った健康レシピ5選：栄養満点の食材活用法
バターナッツかぼちゃとは？
バターナッツかぼちゃは、アメリカが原産のカボチャの一種で、セリ科に属します。名前の通り、バターのような滑らかさと甘さを持ち、他のカボチャとは一線を画す味わいが特徴です。形は、長いひょうたんのようで、上部は細く、下部は丸みを帯びているのが特徴です。
日本では、近年その人気が高まっており、特に健康志向の高い人々に愛されています。甘みが強く、調理することでさらにその美味しさが引き立ちます。
バターナッツかぼちゃの栄養価
バターナッツかぼちゃには、健康に欠かせない栄養素が豊富に含まれています。主な栄養成分としては以下のようなものがあります。
- ビタミンA：目の健康や免疫力の向上に役立ちます。また、肌の健康にも良い影響を与えるため、美容にも良いとされています。
- ビタミンC：免疫機能をサポートし、抗酸化作用があります。風邪の予防や肌の老化防止に効果的です。
- 食物繊維：腸内の環境を整え、便秘解消に効果があります。また、消化を助ける働きもあります。
- カリウム：体内のナトリウムバランスを調整し、むくみを防ぐ働きがあります。
- マグネシウム：エネルギー代謝や筋肉の機能をサポートします。
これらの栄養素がバターナッツかぼちゃには豊富に含まれており、健康維持や美容にも非常に役立ちます。
バターナッツかぼちゃの選び方と保存方法
バターナッツかぼちゃを選ぶ際には、表面に傷やシワがないものを選びましょう。特に、手に持ったときにしっかりとした重みを感じるものが新鮮です。重さがあるほど、果肉がしっかりと詰まっており、甘みも強いです。
保存は、風通しの良い冷暗所で行うのが理想的です。また、長期間保存したい場合は、冷蔵庫の野菜室で保存すると良いでしょう。バターナッツかぼちゃは、常温でも数週間保存が可能です。
バターナッツかぼちゃのおすすめレシピ
1. バターナッツかぼちゃのポタージュスープ
バターナッツかぼちゃの甘みを最大限に引き出す、クリーミーなポタージュスープです。寒い季節にぴったりな温かい一品で、ほっこりとした味わいが特徴です。
材料（4人分）
- バターナッツかぼちゃ：1/2個（約500g）
- 玉ねぎ：1個
- にんにく：1片
- チキンブロスまたは野菜ブロス：500ml
- 生クリーム：100ml
- バター：20g
- 塩：適量
- こしょう：適量
- オリーブオイル：大さじ1
作り方
- バターナッツかぼちゃは皮をむき、種を取り除き、一口大に切ります。
- 玉ねぎとにんにくはみじん切りにします。
- 鍋にバターを溶かし、玉ねぎとにんにくを炒めます。玉ねぎが透明になったら、バターナッツかぼちゃを加え、軽く炒めます。
- チキンブロス（または野菜ブロス）を加え、かぼちゃが柔らかくなるまで約15分煮込みます。
- かぼちゃが柔らかくなったら、ハンドブレンダーで滑らかになるまでブレンドします。
- 生クリームを加え、塩とこしょうで味を整えます。温かいうちにサーブして、仕上げにオリーブオイルを垂らしても美味しいです。
2. バターナッツかぼちゃのロースト
オーブンで焼いたバターナッツかぼちゃは、甘みが引き立ち、外はカリッと中はホクホク。シンプルな味付けでもその美味しさを存分に楽しめる一品です。
材料（4人分）
- バターナッツかぼちゃ：1個（約800g）
- オリーブオイル：大さじ2
- 塩：適量
- こしょう：適量
- クミンパウダー：小さじ1
- パルメザンチーズ（オプション）：適量
作り方
- バターナッツかぼちゃは皮をむき、縦に半分に切って種を取り除きます。その後、1cm程度の厚さにスライスします。
- オリーブオイル、塩、こしょう、クミンパウダーを加えて、よく混ぜます。
- オーブンを200度に予熱し、クッキングシートを敷いた天板に並べて20〜25分焼きます。途中でひっくり返して、均等に焼き色をつけるようにします。
- 焼き上がったら、オプションでパルメザンチーズを振りかけて、さらに数分焼いて完成です。
3. バターナッツかぼちゃのグラタン
バターナッツかぼちゃの甘さと、クリーミーなホワイトソースの相性が抜群なグラタンです。チーズのとろけ具合も魅力的な一品。
材料（4人分）
- バターナッツかぼちゃ：1/2個（約500g）
- ジャガイモ：2個
- 牛乳：200ml
- 生クリーム：100ml
- バター：20g
- 小麦粉：大さじ2
- チーズ（お好みでモッツァレラやチェダーなど）：100g
- 塩：適量
- こしょう：適量
作り方
- バターナッツかぼちゃは皮をむき、一口大に切り、ジャガイモも薄切りにします。
- 鍋にバターを溶かし、小麦粉を加えて軽く炒め、牛乳と生クリームを少しずつ加えます。とろみがつくまで煮詰め、塩とこしょうで味を調えます。
- グラタン皿に、バターナッツかぼちゃとジャガイモを交互に並べます。
- その上からホワイトソースをかけ、チーズを乗せて200度のオーブンで約25分焼きます。表面がこんがりと焼けたら完成です。
4. バターナッツかぼちゃのサラダ
生のバターナッツかぼちゃをスライスして、サラダに加えると、シャキシャキとした食感と甘みを楽しめます。ドレッシングでさっぱりと仕上げるのがポイント。
材料（4人分）
- バターナッツかぼちゃ：1/2個（約400g）
- ベビーリーフ：適量
- くるみ：適量（軽くローストする）
- ドレッシング（オリーブオイル、レモン汁、蜂蜜、塩、こしょう）
作り方
- バターナッツかぼちゃは皮をむき、薄切りにします。スライサーを使うと均等に切れます。
- ベビーリーフを洗って、サラダボウルに入れます。くるみは軽くローストしておきます。
- バターナッツかぼちゃを生で加え、ドレッシングを作ります。オリーブオイル、レモン汁、蜂蜜、塩、こしょうを合わせ、サラダにかけます。
- くるみをトッピングして、全体をよく混ぜ合わせます。
5. バターナッツかぼちゃのプリン
デザートとしても楽しめるバターナッツかぼちゃ。プリンにすると、自然な甘さと滑らかな食感が味わえます。
材料（4人分）
- バターナッツかぼちゃ：1/2個（約400g）
- 牛乳：250ml
- 生クリーム：100ml
- 砂糖：50g
- 卵：2個
- バニラエッセンス：適量
作り方
- バターナッツかぼちゃは皮をむき、一口大に切って蒸し、柔らかくなったらブレンダーでピューレ状にします。
- 牛乳と生クリームを鍋で温め、砂糖を加えて溶かします。
- 卵をボウルでよくかき混ぜ、温めた牛乳と生クリームのミックスを少しずつ加え、卵が固まらないように混ぜます。
- かぼちゃのピューレを加えて、全体をよく混ぜ、型に流し入れます。
- 150度のオーブンで30〜40分焼き、冷蔵庫で冷やしたら完成です。
まとめ
バターナッツかぼちゃは、甘みと滑らかな食感が特徴の万能食材で、さまざまな料理に活用できます。スープやグラタン、サラダ、デザートまで、幅広いレシピに対応しており、どれも家庭で簡単に作れるものばかりです。季節を問わず楽しめるバターナッツかぼちゃを取り入れた料理で、食卓を華やかにしてみてください。
