【完全版】Shopifyのリダイレクト設定方法|SEOを守りながら旧URLを新URLへ正しく移行する手順と注意点
商品URLを変更したらリンク切れが発生した…
ブログ記事を削除したら404エラーが増えてしまった…
他のカートシステムからShopifyへ移転したけど、SEOが心配…
そんなときに必要になるのが「リダイレクト設定」です。
特にShopifyでは、SEOの評価を落とさずスムーズにURL移行を行うために、正しいリダイレクト処理がとても重要です。
この記事では、Shopifyでのリダイレクト設定方法と活用シーン、SEOへの影響、よくあるミスの防ぎ方まで、初心者にもやさしく解説します。
✅ そもそも「リダイレクト」とは?
リダイレクトとは、あるURLにアクセスした際に自動で別のURLへ転送される仕組みのこと。
🔹 Shopifyで使われるのは「301リダイレクト」
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「301」は恒久的なURLの移動を示すステータスコード
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検索エンジンに対して「このページは今後はこちらで運用します」と伝える役割
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SEO評価(被リンクや検索順位)を新URLに引き継ぐ効果がある
✅ Shopifyでリダイレクトが必要になる主なシーン
🔄 商品やブログのURLを変更したとき
→ パーマリンクの変更、商品名変更に伴う自動URL変更
🔄 古いページを削除したとき
→ 存在しないページにアクセスが来ると「404エラー」になる
🔄 他のサイトからShopifyへ移転したとき
→ 旧サイトのURL構造と異なるため、リダイレクト処理が必須
🔄 サイト内の構造を整理したいとき
→ カテゴリ変更・ディレクトリ移動などでURLが変わるケース
✅ Shopifyでのリダイレクト設定方法【手動/自動】
◆ 方法①:手動でリダイレクトを追加する
【手順】
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Shopify管理画面にログイン
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左メニュー「オンラインストア」>「ナビゲーション」を選択
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ページ右上の「URLリダイレクトを表示」をクリック
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「URLリダイレクトを作成」をクリック
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旧URL(転送元)と新URL(転送先)を入力
※ドメイン以降の相対パスのみ入力
例)
- 転送元:/old-page
- 転送先:/new-page
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保存をクリックして完了
◆ 方法②:商品やページURLを変更したときの自動リダイレクト
Shopifyでは、商品ページや固定ページのURL(ハンドル)を編集した場合、変更時に自動でリダイレクトの作成を促す機能があります。
チェックボックスを入れておけば、301リダイレクトが自動で作成され、SEO評価も引き継がれます。
✅ 設定のチェックポイント
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ドメインを含めずに入力する(https://〜 は不要)
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転送先のURLが正しく表示されることを確認
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同一パスで無限ループにならないよう注意(例:
/a
→/a
)
✅ 一括でリダイレクトを設定したい場合
大量のURLを一度にリダイレクトしたい場合は、以下の方法も活用できます。
🔹 アプリを使う(例:Easy Redirects)
→ CSVでのインポートが可能
→ 管理画面上で一覧管理ができて便利
🔹 Shopify Plusの場合はLiquidテンプレート内での制御も可能
✅ SEO観点から見たリダイレクトの重要性
✅ リダイレクトしないとどうなる?
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Googleが**404エラー(Not Found)**を検出
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ページ評価(被リンク、インデックス)が失われる
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検索順位が低下
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ユーザーが離脱する可能性が高まる
✅ 適切にリダイレクトすればどうなる?
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SEO評価の90%以上を引き継げる(Google公式)
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Googlebotがスムーズに新URLを認識
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SNSや他サイトに貼られた旧リンクも有効に保たれる
✅ リダイレクトの注意点
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旧URLと新URLの内容ができるだけ一致していることが望ましい
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不要なリダイレクトチェーン(→→→)は避ける
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内部リンクもできれば新URLに変更しておく
✅ よくあるトラブルと解決策
❌ 反映されない
→ Shopifyでは基本即時反映されますが、ブラウザキャッシュの影響で旧URLが表示されることがあります。別ブラウザで確認するのがおすすめ。
❌ 転送先が間違っていた
→ リダイレクト一覧から簡単に編集または削除可能。修正して再保存すればOK。
❌ 日本語URLがうまく動かない
→ 日本語URLはエンコードされた形で登録する必要があります。ツール(URLエンコーダー)を使って変換しましょう。
✅ まとめ|Shopifyのリダイレクト設定は“SEOの命綱”
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✅ Shopifyでは簡単に301リダイレクトが設定可能
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✅ 商品やページのURL変更時には必ず設定すること
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✅ 旧URLを放置するとSEO評価が失われ、検索順位が低下する
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✅ 一括管理したい場合はアプリの活用がおすすめ
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✅ 正しい転送でユーザーにもGoogleにも優しいサイト運営を実現!
ShopifyはURL構造が柔軟な分、「変更が気軽にできる」反面、リダイレクト設定を怠ると大きなSEO損失に繋がります。
だからこそ、URL変更とリダイレクト設定はワンセットで考える習慣を。
ぜひこの機会に、あなたのストアのリダイレクト状況を見直してみてください!