Criteo広告のフィード作成方法を完全ガイド!売れる商品データの作り方と最適化のコツを公開
はじめに:Criteo広告の成果は“フィード”で決まる!
Criteo広告は、訪問者に最適な商品を自動で表示する「ダイナミックリターゲティング」に強みがあります。
その要となるのが「商品フィード(product feed)」です。
このフィードが正しく設計されていなければ、Criteoは商品を認識できず、広告配信が始まりません。
逆に、フィードを最適化すればするほど、クリック率もCVもROASも飛躍的に改善します。
本記事では、初心者でも分かるように、Criteo広告に必要な商品フィードの作成方法と最適化のポイントを徹底解説します。
そもそもCriteoの「商品フィード」とは?
商品フィードとは、広告に使う商品の情報を一覧にまとめたファイルのことです。
Criteoではこのフィードをもとに、広告に表示する商品を自動的に選び、レコメンド形式でバナーに表示してくれます。
フィードで送る必要がある主な項目(最低限)
Criteoで必須とされる商品情報は以下の通りです:
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id:商品ID(サイト上で一意に識別できるもの)
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title:商品名
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description:説明文
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link:商品ページのURL
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image_link:画像のURL
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price:販売価格(税込)
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availability:在庫状況(例:in stock)
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brand:ブランド名
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category:商品カテゴリ(任意だが推奨)
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gtin / mpn:JANコード、または製造番号(あれば)
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sale_price:セール価格(割引がある場合)
これらは基本的にCSV形式、XML形式、またはTSV形式で作成します。
フィード作成方法①:ECサイトを使っている場合(Shopify、BASE、EC-CUBEなど)
▼ Shopifyの場合
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「ShoppingFeeder」や「Data Feed Watch」などの専用アプリをインストール
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フィード出力形式に「Criteo」を選択(Google Merchant Center用と似ています)
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作成されたURL(XML/CSV)をCriteoに登録すれば完了
ポイント: Shopify標準の「商品エクスポート」では画像URLやカテゴリが抜けるので専用アプリ推奨
▼ BASEやSTORESの場合
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BASEの場合、「商品管理」からCSV出力可能(ただし画像リンクやIDの整備が必要)
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Criteo用に整形したフィードをスプレッドシートやExcelで手動作成してアップロード
▼ EC-CUBEや独自カートの場合
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サーバー側でスクリプトを使ってCSV/XMLを生成
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cron
設定で1日1回更新が理想(在庫の自動反映のため)
フィード作成方法②:スプレッドシートやExcelで手動作成する場合
小規模サイトや商品点数が少ない場合、GoogleスプレッドシートやExcelでも対応可能です。
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ヘッダーに必要項目(id, title, priceなど)を記入
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各商品情報を入力
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CSV形式でエクスポート(UTF-8で保存)
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Criteoの「マーチャントセンター」にアップロード or URLで共有
フィードの設置と更新方法
Criteoでは、以下の2通りの方法でフィードを取り込みます。
● HTTP/HTTPS 経由のURLで取得(推奨)
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商品フィードを定期更新するURLをCriteoに伝える
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1日1回の自動取得設定が可能(在庫や価格変更に対応)
● 手動アップロード(CSV/XML)
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Criteo管理画面からアップロード
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商品点数が少ない場合はこちらでも可だが、自動更新ができない
注意:URLがパスワード保護されている場合はCriteoに情報共有が必要です。
フィード作成でよくあるエラーと対処法
エラー①:image_linkが存在しない
→ 商品画像のURLが空欄、または外部参照不可な場合。CDN設定も確認。
エラー②:価格の形式が違う
→ 数字だけでなく「¥」や「税込」などが含まれているとNG。数値形式で統一。
エラー③:在庫ステータスが「未定」
→ 「in stock」「out of stock」など、Criteoの規定表記で統一する。
エラー④:IDが重複している
→ 商品ごとにユニークなID(SKUや商品コード)を使う。重複は絶対NG。
成果を最大化するためのフィード最適化のコツ
フィードはただ作るだけではなく、広告効果を最大化させるための改善対象です。
● タイトルにキーワードを入れる
→ ユーザーが目を引くように、「限定」「セール」「送料無料」なども効果的
● 高解像度の画像を使用
→ 500px以上、背景が白く商品が見やすい画像がクリック率に直結
● カテゴリを詳細に設定
→ CriteoのAIが商品のジャンルを正確に把握し、精度が上がる
● セール価格と通常価格を両方記載
→ 割引表示があるとCV率が大幅に上がる傾向あり
よくある質問(FAQ)
Q. Googleショッピング用のフィードと兼用できますか?
→ 構成が似ていますが、Criteo独自の項目(例:category)もあるため、可能なら別に作成推奨。
Q. 商品数が多すぎてCSV作成が大変です
→ フィード自動生成ツール(Data Feed WatchやGoDataFeedなど)を検討してください。
Q. 毎日フィード更新する必要ありますか?
→ 価格や在庫が頻繁に変動する場合は毎日更新が理想です。少なくとも週1回は実施を。
まとめ:Criteo広告のフィード作成が“成功の第一歩”
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商品フィードは広告成果に直結する重要データ
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最低限の必須項目を満たす構造で作成する
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フィードは「作って終わり」ではなく、継続的な最適化が必須
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高精度フィード × AI最適化でCriteo広告は本領発揮!
「難しそう」と思われがちなフィード作成ですが、正しい方法を押さえればEC担当者でも十分対応可能です。
まずは10商品だけでもテスト用フィードを作成し、Criteoに登録してみるところから始めてみてください。