しまね和牛の味わい方
しまね和牛は性質がおとなしいため飼育しやすく、また早 熟早肥で体格・体型に優れています。その肉は、鮮やかな色 合いときめ細やかな「霜降り肉」、深いコクと風味豊かな味 わいが特徴です。 ロース肉はステーキ、しゃぶしゃぶ、す き焼きに。バラ肉は肉じゃが、シチュー、 カレーと牛肉の用途は広く、このほかにみ そ漬け、ウインナソーセージなどの加工品 も作られています。
「しまね和牛」の大きな特徴は最初、口に含んだときのうまさが普通の肉よりも持続するという点です。その風味を失わないでさらに生かすためには、料理法にもちょっとしたこだわりが必要です。まず、肉の持つ風味を損なわないために、「火加減は最初から強火の遠火でじっくりと」が基本です。また、風味と肉の柔らかさを保つために(肉汁が溶け出すのをふせぐため)、塩は最後に振ることです。以上のように肉の持つ自然の味をうまく利用することが、「しまね和牛」のおいしさを味わうコツです。