2021年 5月 30日
おろし器の選ぶポイント
おろし器にはどんな種類がある?
焼き魚の添え物に欠かせない「大根おろし」。このほかにも、冷やしうどんのつゆに入れたり、厚揚げの上にのせたりと、さまざまな料理をさっぱりとさせるいいアクセントになってくれますよね。
おろしたての香りと味を楽しみたいなら、家に大根おろし器が1台あると便利。しかし、ひと口におろし器といっても色んなタイプがあり、大別すると「電動タイプ」と「手動タイプ」に分けられます。
電動タイプ
フードプロセッサーのような構造で、力をかけずに手早くおろすことができます。
手動タイプ
おろし金:昔ながらのおろしといえばコレ。板状のおろし金を器の上で構えて削ります。おろし金を滑らないように支えるのが大変です。
竹製鬼おろし:ギザギザの鬼の歯のような刃の形状が名前の由来。大根を粗くおろすことで、シャキシャキ食感の大根おろしを味わえます。
受け皿付きおろし器:最近多いのがこのタイプ。おろしたそばから器で大根おろしをキャッチしてくれるので便利です。
では、数あるおろし器のなかから使いやすい製品を選ぶには、どんなポイントをチェックしたらいいのでしょうか。
今回は、初心者でもチャレンジしやすい「受け皿付き」おろし器を選ぶ際のポイントを見ていきたいと思います!
ポイント①:刃の材質チェック
おろし器は、刃の材質によって切れ味や洗いやすさに差が出ます。使用するうえで重視するポイントに合わせて選びましょう。
【ステンレスなどの金属製】
メリット:切れ味がよく、手早くおろせる。耐久性もいい。
デメリット:刃でケガをするリスクが大きく、洗いにくい。
【セラミック製】
メリット:流水で洗い流せる。ケガをしにくい。
デメリット:金属製のものより、おろすのに時間がかかる。
【樹脂製】
メリット:軽くて収納に便利。比較的洗いやすく、ほかの材質と価格比較すると安価なものが多い。
デメリット:刃がすり減りやすく、耐久性は高くない。色素沈着もしやすい。
ポイント②:好みの仕上がりで選ぼう
キメ細かく仕上がるものから粗めの食感を楽しめるものまで、製品によって仕上がりに差があります。大根の食感を残したい場合は、大きな刃の大根おろし器や、鬼おろしタイプがオススメ。
セラミック製を使うと、水分が多くキメ細かい仕上がりになるので、ショウガやりんごをおろすのにも向いています。
ポイント③:おろしやすいか
大根おろしは、力のない人にとっては大変な作業。底面に滑り止めが付いているものは、安定感があっておろしやすいです。
また、おろし面に傾斜があると、大根に体重をかけてスピーディにおろすことができ、手にフィットする形状のものや、大きな持ち手が付いているものなら本体を支えやすいです。
ポイント4:使い勝手はいいか
細かい・粗めの2種類の刃が付いているものなら幅広く使えます。
水切り付きなら、おろすと同時に水切りが完了するのでラクちん。持ち手のない容器なら、そのまま食卓に出しても自然で、冷蔵庫で保存する際もかさばらなくて便利です。