【完全ガイド】Shopifyでインボイス制度に対応する方法|請求書発行・税率設定・実務対応まで徹底解説!

はじめに|インボイス制度とは?Shopifyストアにも必須の理由

2023年10月、日本国内で「インボイス制度(適格請求書等保存方式)」がスタートしました。
これにより、消費税の仕入税額控除を受けるためには、インボイス発行事業者からの購入が条件となりました。

つまり、
✅ Shopifyで販売する事業者も、インボイス対応請求書発行が求められる
✅ BtoB販売はもちろん、BtoC販売でも領収書発行ニーズに対応すべき
という時代になったのです。

この記事では、Shopifyストアでインボイス制度に対応する具体的な設定方法、運用ノウハウ、注意点を、わかりやすく解説します!


Shopifyでインボイス制度に対応する全体像

まず、押さえておくべきポイントは以下です。

  • インボイス発行事業者番号(登録番号)を請求書に記載する

  • 適正な税率・税額を明示する

  • 取引年月日・取引内容・相手先情報も記載する

これらを満たす請求書(=インボイス)を発行できる状態にすることが必要です。


Shopifyでインボイス制度に対応する手順【完全版】

ステップ1. インボイス発行事業者登録を行う

まだ登録していない場合、まずは国税庁のサイトから申請を行いましょう。

  • 国税庁「インボイス制度 適格請求書発行事業者公表サイト」から登録申請

  • 登録完了後、登録番号(T+13桁の番号)を取得

注意:
登録完了まで数週間かかる場合があります。早めの対応を!


ステップ2. Shopifyの税設定を確認・修正する

  • Shopify管理画面 →【設定】→【税金と関税】

  • 日本向け販売設定で、標準税率(10%)と軽減税率(8%)を正しく設定

  • 商品ごとに適用税率を設定(食品、書籍など軽減対象なら8%設定)

【ポイント】
税率設定ミスはインボイス要件不備に直結します。必ず正確に!


ステップ3. 請求書・領収書発行アプリを導入する

Shopify標準機能だけでは、インボイス制度に完全対応できないため、
請求書発行アプリを使って対応します。

おすすめアプリ:

  • Order Printer Pro(Shopify公式の高機能帳票アプリ)

  • Fakturera(インボイス制度対応)(日本発アプリ、インボイス対応設計)

これらを使えば、 ✅ 取引情報自動反映
✅ 登録番号自動挿入
✅ 顧客への領収書送付
がスムーズにできます。


ステップ4. 請求書テンプレートに登録番号を記載する

アプリ内でテンプレート編集を行い、

  • 「適格請求書発行事業者登録番号:TXXXXXXXXXXXX」

  • 税率別に合計額・消費税額を明記

  • 取引年月日・取引内容を明示

これらを必ず反映させましょう。

【コツ】
領収書にも「この領収書はインボイス制度に対応しています」と記載すると、顧客に安心感を与えます。


ステップ5. 顧客向けFAQ・案内ページを作成する

購入者向けに、

  • 「当店はインボイス発行事業者です」

  • 「適格請求書が必要な場合、マイページからダウンロード可能」 などのFAQを用意しましょう。

これにより、問い合わせ対応コスト削減+顧客満足度向上が期待できます。


Shopifyでインボイス対応するときの注意点

1. 軽減税率対象商品の管理を厳密に!

  • 食品、新聞、書籍、定期購読コンテンツなどは軽減税率対象(8%)

  • その他の商品・サービスは標準税率(10%)

税率設定ミスは税務署指摘・追徴課税リスクにつながるので要注意です。


2. 海外販売との切り分けを明確に!

海外向け販売(輸出取引)は原則「消費税免税」となります。
日本国内取引と混同しないように、

  • 海外販売用の税率設定を「0%」に

  • 配送先住所で自動判定できるように 設定しましょう。


3. 一定金額以上取引では保存義務あり

法人向けBtoB取引で、

  • 1取引税込5万円以上
    の場合、適格請求書保存義務が強化されます。

大口取引では、特に請求書の正確性に注意しましょう。


インボイス制度対応を強化するおすすめアプリ・サービスまとめ

アプリ・サービス名 特徴
Order Printer Pro 多言語・多通貨対応、カスタム自由
Fakturera 日本発インボイス専用アプリ、超簡単設定
Easy Invoice+ クラウド保存・自動送信にも対応

必要に応じて、これらを使い分けるとスムーズに運用できます!


Shopifyインボイス制度対応に関するQ&A

Q. 個人事業主でも対応必要?
→ 課税事業者(売上1,000万円以上)なら必須。免税事業者でも、取引先ニーズ次第では対応を求められることも。

Q. PDF領収書発行だけでも大丈夫?
→ 基本OK。ただし、内容がインボイス要件を満たしているか確認を!

Q. インボイス発行に追加コストはかかる?
→ 無料アプリで対応可能だが、カスタマイズや自動運用には有料アプリ(約10〜30ドル/月)導入がおすすめ。


まとめ|Shopifyでインボイス制度に確実対応し、信頼されるストアへ!

インボイス制度対応は、
✅ 取引先との信頼構築
✅ 税務リスク回避
✅ BtoB販路拡大
のために、今や必須です。

Shopifyなら、

  • 標準機能+アプリ導入

  • テンプレートカスタマイズ

  • 顧客対応フロー整備

これだけで、スムーズにインボイス対応が可能です。

手間に思えるかもしれませんが、
対応すればするほど、ビジネス基盤が強くなる。

あなたのストアも、今日から「インボイス対応完璧!」な安心ショップを目指しましょう!

Shop now