【2025年版】Shopifyで複数店舗の在庫を連携・管理する方法|実店舗・倉庫を一元管理して売上最大化!
「Shopifyで複数の実店舗の在庫を一括で管理したい」
「本社倉庫と店舗の在庫をどうやって連携するの?」
「POSで販売しても、ネットの在庫にちゃんと反映させたい」
そんな悩みをお持ちのShopify運営者へ。
Shopifyには複数のロケーション(在庫拠点)を設定し、在庫を分けて管理・連携できる機能が標準で備わっています。
この記事では、複数店舗運営に必要な在庫連携の基本設定と活用方法、さらには運用を効率化するアプリやツールまで解説します。
Shopifyで複数拠点の在庫管理ができる理由
Shopifyでは「ロケーション」という概念を使い、以下のような在庫拠点を追加できます:
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本社倉庫
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実店舗(A店・B店など)
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ポップアップストア
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外部物流倉庫(フルフィルメントサービス)
各拠点ごとに在庫数を設定でき、注文発生時にどこから発送するかもコントロール可能です。
ステップ1|ロケーション(拠点)を追加する
Shopify管理画面で:
「設定」→「ロケーション」→「ロケーションを追加」
から、各拠点を登録します。
ここで登録した拠点が、在庫の保管場所や発送元、POS販売の対象拠点として使えるようになります。
ステップ2|商品ごとに在庫を割り当てる
各商品ページの在庫設定欄から、
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どのロケーションにいくつ在庫があるか
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どの拠点から発送するか(優先順位)
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売れたときにどの拠点から減るか(自動)
を個別に管理できます。
▶ 例:
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倉庫 → 100個
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渋谷店 → 20個
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名古屋店 → 15個
在庫が売れると自動的に該当拠点から数量が減り、二重販売・売り越しのリスクを回避できます。
ステップ3|Shopify POSと連携する(店舗販売時)
実店舗やイベント販売でShopify POSを使っている場合:
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各拠点にPOS端末をひも付け
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店舗販売があると、その拠点の在庫が減る
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オンラインとリアルで「同一商品でも在庫が混ざらない」
▶ 複数店舗運営でPOSを併用する場合、Proプランへのアップグレードがおすすめ(スタッフ管理や拠点レポートが可能)
ステップ4|在庫移動(ロケーション間の振替)も可能
商品がA店舗に偏っていて、B店舗が在庫不足…というときも安心。
Shopify管理画面の「在庫」から、
在庫の転送(Transfer)機能を使えば、拠点間での在庫移動も記録・管理できます。
ステップ5|複数店舗の在庫を効率化するおすすめアプリ
より高度な在庫連携・同期・自動化をしたい場合は、以下のアプリが役立ちます:
✅ Stocky(Shopify公式)
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発注予測・在庫補充の提案
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複数拠点の需要に合わせた仕入れ管理
※POS Proで利用可能
✅ Multi‑Location Inventory Info
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商品ページで「各店舗の在庫数」を表示
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お客様に「どこで買えるか」を明示できる
✅ Ship&co、ネクストエンジンなど
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倉庫・物流管理との外部連携に対応
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日本の物流環境にも対応しており、多店舗展開に強い
よくある質問(FAQ)
Q. Shopifyの複数拠点機能は無料ですか?
→ ✅ はい。Shopifyの全プランで利用可能です(最大20拠点まで)
Q. 実店舗で売れた商品の在庫がネットとリンクしますか?
→ ✅ Shopify POS経由で販売すれば、同時に在庫が引き落とされます。
Q. 倉庫が外部(フルフィルメント業者)の場合も使えますか?
→ ✅ はい。「ロケーション」として登録し、連携アプリを使えば対応可能です。
まとめ|複数店舗でも在庫連携すれば“在庫迷子”にならない
Shopifyのロケーション管理機能を活用すれば、
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拠点ごとの在庫管理
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店舗販売とECの在庫連動
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在庫移動・補充・自動化
まで、ひとつのプラットフォームで完結します。
特に、日本国内で実店舗+ネット販売を両立させたい事業者にとって、Shopifyは在庫管理の強い味方です。