【成功事例付き】W2のECサイトカスタマイズ実例集|売上を伸ばす機能&デザイン改善のポイントを徹底解説
「W2を導入したけど、もっと自社らしいサイトにカスタマイズできないかな…」
「ECのデザインや機能って、他社はどこまでやってるの?」
「テンプレートだけじゃ限界。実際に売れてるECは何を工夫してるの?」
W2 Unified(旧W2Commerce)は、国産ならではの柔軟性と拡張性を活かせるECカートです。
しかし、テンプレートだけで構築したECサイトは他社との差別化が難しいという課題も。
この記事では、**実際にW2で構築されたカスタマイズ事例をもとに「どんな機能追加や見た目改善が成果につながったか」**を詳しく紹介します。
今後のサイト改善・売上向上のヒントとして、ぜひ参考にしてください。
✅ W2でカスタマイズできる主な領域とは?
W2は標準機能が充実していますが、追加開発・HTML/CSS編集・JS連携などによるカスタマイズが可能です。代表的なカスタマイズ領域は以下のとおり:
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✅ 商品ページのデザイン・構成
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✅ カート機能・ステップ表示
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✅ 会員ランクやポイント制度の拡張
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✅ サイト内検索/フィルタ機能の強化
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✅ サブスク/定期購入導線の導入
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✅ モバイル/レスポンシブ最適化
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✅ バナーやキャンペーン表示の自動化
📌 カスタマイズ事例①:ギフト需要を狙った「メッセージカード・のし設定」導入
業種:食品・スイーツギフト専門店
課題:
母の日や誕生日ギフトでの購入が多く、「個別対応していたメッセージカード希望」を自動化したいという要望。
実装内容:
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商品詳細ページに「メッセージカードを追加する」選択肢を設置
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入力フォームとプレビュー付き
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注文データと一緒にバックヤードに連携
効果:
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お客様満足度の向上
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対応作業の工数40%削減
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ギフト注文比率が28%→41%に上昇
📌 カスタマイズ事例②:定期購入の導線強化+クーポン自動適用
業種:D2Cコスメブランド
課題:
初回購入のハードルを下げつつ、定期購入への移行を自然に促す導線が欲しい
実装内容:
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「通常購入」と「定期購入」の選択ボタンをデザインで強調
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定期初回は自動で割引クーポンが適用される仕組みを追加
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マイページ上でスキップ・周期変更・解約も可能にカスタム
効果:
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定期購入転換率が12.4% → 25.1%にUP
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解約率も約20%減少(マイページ対応が効果)
📌 カスタマイズ事例③:カテゴリ横断の「成分検索フィルター」実装
業種:ヘルスケア用品・医薬部外品系EC
課題:
「効能」「成分」などで商品を探したいというニーズに対応したい
実装内容:
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商品マスタにタグ属性を追加(ビタミンC、敏感肌対応など)
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サイドバーに絞り込み検索機能を導入
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PC/モバイルどちらでもUXを崩さず展開
効果:
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回遊率 +36%
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検索経由CV率 +21%
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お客様のレビューで「探しやすくなった」との声多数
📌 カスタマイズ事例④:ブランドストーリー強化のための「メディア型TOPページ」化
業種:アパレルD2Cブランド(サステナブル系)
課題:
商品紹介だけではなく、「想い」「コンセプト」に共感してもらいたい
実装内容:
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TOPページにブログ風のセクションを設置
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商品とストーリー記事を交互に表示
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スマホでは縦スワイプで読みやすく設計
効果:
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平均滞在時間 +48秒
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SNSシェア数増加
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リピーター率向上(初回ユーザーの記憶定着)
💡 カスタマイズを成功させるためのポイント
✅ 現状のユーザー行動を分析して目的を明確に
カスタマイズは「何となく便利そう」でやると失敗します。
例:
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離脱率が高いページのどこに問題があるのか?
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カート落ちの要因は動線か?決済か?
✅ 影響範囲と負荷を見積もる
新機能追加は工数やメンテナンス負荷も伴います。
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更新頻度の高いページか
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シーズンごとの表示切り替えが必要か
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他機能と干渉しないか
✅ ABテストや段階公開でリスク最小化
一気に切り替えずに「既存+新機能」でテスト運用 → 数字を比較 → 正式導入の流れが理想。
🛠 W2でできる“ちょっとした”カスタマイズ例
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✅ カートに入れるボタンを「目立つ色」&「残数表示付き」に
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✅ フローティングバナーで常時キャンペーン表示
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✅ ログインユーザー別のおすすめ商品表示
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✅ LINE連携でクーポン自動送信
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✅ レビュー投稿後、次回使える特典付与
小さな工夫でも購入率や再訪率に大きく影響することがあります。
✅ まとめ|W2カスタマイズは“課題に応じた最適解”を導く手段
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✅ W2は「柔軟なカスタマイズ性」が大きな強み
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✅ 成果が出ているサイトは、“誰のために、何を改善するか”が明確
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✅ デザインよりも「導線」「使いやすさ」「再訪動機」を意識する
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✅ ユーザー目線に立った改善こそが、売上につながるカスタマイズに
W2のECサイトを使いこなすには、「作る」から「育てる」への視点転換が欠かせません。
自社ECを一歩進化させたいなら、まずは小さな改善から始めてみましょう。