【保存版】eBayで「届いていない」と言われたときの不着扱い対処法|INRトラブルを乗り越える完全マニュアル
「バイヤーから“商品が届いていない”と連絡がきた…」
「追跡は“配達済み”になっているのに、なぜ?」
「このまま返金するしかないの?自分に非はないのに…」
eBayでは商品発送後、まれに発生するのが「INR(Item Not Received)=不着クレーム」。
eBayの仕組み上、セラーが発送した証拠を出せないと、自動的に返金義務が発生する場合があります。
しかし、対応次第では返金を回避したり、セラー保護の適用を受けることも可能です。
この記事では、
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eBayにおける不着扱い(INR)の基本
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セラー保護の条件と返金判断
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対応フローと英語テンプレート
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トラブルを未然に防ぐ出品・発送設計
まで、トラブル時の実務対応を完全網羅で解説します。
✅ eBayで「不着扱い(INR)」になるとは?
🧾 Item Not Received(INR)とは?
バイヤーが**「商品が届いていない」**と主張するトラブルのこと。
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購入から30日以内に開かれることが多い
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バイヤーが「Resolution Center」から申請
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セラーが発送証明(追跡番号)を出せないと、自動返金
eBayが求める発送証明とは?
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✅ 配送会社名(Carrier)
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✅ 追跡番号(Tracking Number)
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✅ 配達済みと確認できるステータス(Delivered)
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✅ 可能なら受取サイン(高額商品の場合)
保護されるセラー条件(eBay Seller Protection)
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発送後に有効な追跡情報を期限内に入力
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バイヤーが指定した住所に送っていること
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商品説明が正確であること
✅ 不着時の対応ステップ【実務フロー】
✅ STEP1:状況確認(追跡番号チェック)
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配達ステータスが「Delivered」なら保護対象
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「In Transit」「Held」などは未配達=注意
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国際便(ePacket/EMS/DHLなど)は各サイトで追跡可
✅ STEP2:バイヤーへ誠実に返信(テンプレあり)
→ 誠実・冷静・丁寧に対応することでエスカレートを防げる
✅ STEP3:eBayに追跡情報を提出
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eBay「Resolution Center」→ 対象取引の「Provide tracking」へ
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配送会社+追跡番号を提出(期限内に)
✅ STEP4:届いていない証拠がある場合は再調査へ
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バイヤーが「届け先に間違いないのに来ていない」と主張する場合
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配達証明(署名あり配送)や防犯カメラ、配送業者の証明書類などを使ってeBayに再調査を依頼可能
✅ セラー側に非がない場合、返金は必要か?
原則:配達済みであれば返金義務はなし。
ただしバイヤーがエスカレートさせてクレームを続ける場合は、以下の選択肢:
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✔ 「部分返金(例:10ドル)」を提案して和解
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✔ 再送を提案(安価商品や在庫余剰がある場合)
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✔ 場合によっては“泣き寝入り”よりマシな全額返金
※ 長期的なアカウント評価を守る視点も必要です。
✅ 「未着クレームを防ぐ」ための予防策
📌 発送方法は“追跡あり”を原則に
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ePacket、EMS、DHL、ヤマト国際便など
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送料が高くても安心と信頼には代えられません
📌 追跡番号は発送当日にeBayへ登録
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遅れるとセラー保護対象外になる
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自動連携アプリ(Aftershipなど)も便利
📌 商品ページに納期・注意事項を明記
📌 バイヤーとのやりとりはeBay上で行う
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メッセージ履歴はすべて“証拠”になる
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外部SNSやメールはNG。保護対象外となる場合あり
✅ 高リスク国・地域も事前に把握しておこう
以下の国は、配達遅延・トラブルの報告が比較的多い傾向があります:
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インド
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ブラジル
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イタリア
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南米諸国
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東欧の一部地域
→ 高額商品の発送は要注意。署名付き配送やDHLなどの利用を検討
✅ 万が一「負けた」場合の対応策
🔄 評価に悪影響が出た場合
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取引後にネガティブ評価がついた場合、「Feedback Revision Request」を送信
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バイヤーが応じれば評価変更も可能
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応じない場合は、eBayへ削除申請を依頼
💬 バイヤーとの和解例(テンプレ)
✅ まとめ|eBay不着クレームは「準備・証拠・誠実対応」で乗り切れる!
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✅ 不着扱いはeBayでもよくあるトラブル。慌てず対応しよう
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✅ 追跡番号・証拠・記録がセラー保護のカギ
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✅ 配達済みであれば返金義務は基本なし。ただし和解も視野に
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✅ 発送前にできる“対策設計”が不着率を劇的に下げる
「eBayで届けたはずの商品が“届いていない”と言われる」——これは誰にでも起こりうる現実です。
でも、正しい知識と対応フローがあれば、防げるし、守れる。
あなたのアカウントも、利益も、顧客満足も、すべて守るために。