【2025年版】eBay販売の税金、日本ではどう対応する?初心者が知っておくべき確定申告と経費の話
「eBayで副業を始めたけど、税金ってどうなるの?」
「売上は海外だけど、日本の税務署に報告が必要?」
「確定申告って個人でも必要なの?」
日本在住でeBay販売を始めた方にとって、避けて通れないのが「税金の話」。
「まだそんなに稼いでないから…」と思っていても、売上規模に関係なく、知っておくべきルールや対応があるのです。
この記事では、eBayセラーとして日本で守るべき税金のルールと、確定申告の方法、控除できる経費の考え方まで、初心者向けにわかりやすく解説します。
知らなかったでは済まされない、税金対応の基本をこの一記事でマスターしましょう。
1. 日本在住なら「海外売上」も日本で課税対象
まず大前提として、日本に住んでいる以上、eBayでの海外売上も「日本国内の所得」として課税対象になります。
これは、副業・本業・法人問わず同じルールです。
eBayの売上は「雑所得」または「事業所得」として扱われ、毎年の確定申告で申告する義務があります。
特に以下に該当する方は要注意です:
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本業があって、副業でeBayをしている
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専業主婦・学生などで無職扱いだがeBayで収入がある
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海外口座(Payoneerなど)に売上があるまま日本に送金していない
→ 「日本で受け取っていないから非課税」にはなりません!
2. いくらから税金がかかるの?
● 副業・個人事業主の場合
年間所得(=売上-経費)が20万円を超えると確定申告が必要です。
● 専業主婦・無職の方
所得が**48万円以上(2025年現在の基礎控除額)**あると申告義務が発生します。
つまり、たとえ月に数万円の売上でも、送料・仕入れ・手数料を差し引いて残った利益で20万円超えていたら対象になります。
3. 税務上の「売上」「経費」とは?
【売上】
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eBayでの商品販売額(Payoneerに入金された金額)
【経費として差し引けるもの】
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商品の仕入れ原価
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国際送料・梱包資材代
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Payoneer・eBayの手数料
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ネット回線・電気代(按分)
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パソコン・プリンタ(10万円以上なら減価償却)
経費を正確に記録しておけば、課税対象の金額を下げることができるので、帳簿管理がとても重要になります。
4. eBay販売の帳簿と確定申告のポイント
個人でeBay販売をしている場合、以下のような帳簿をつけておくと安心です:
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売上台帳(商品名・日付・販売価格・送料)
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経費台帳(仕入れ日・金額・用途)
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通帳明細・Payoneerの入出金履歴
これらをもとに、毎年2月〜3月の確定申告で、e-Taxまたは税務署で申告を行います。
副業規模なら「白色申告」、本格的に事業としてやるなら「青色申告(最大65万円控除あり)」も検討しましょう。
5. 消費税やインボイス制度は関係ある?
現時点(2025年)では、eBayで販売した商品に対して、日本の消費税は課されません(輸出扱い)。
ただし、年間売上が1,000万円を超える場合は消費税課税事業者となり、別途対応が必要です。
また、2023年から始まった「インボイス制度」についても、日本国内の取引がない場合は基本的に対象外です。
ただし、並行して国内販売もしている人は登録の検討が必要です。
6. 税理士は必要?それとも自分でできる?
eBay販売を個人でやっている方の多くは、クラウド会計ソフト(freeeやマネーフォワード)を使って自分で申告しています。
とはいえ、以下に該当する場合は税理士に相談するのがおすすめです:
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売上が年商500万円以上
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海外への仕入れも行っている
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法人化を検討している
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青色申告をしたいが帳簿が不安
「売上が伸びた=税務リスクも増える」ので、成長とともに税理士活用を検討すると良いでしょう。
まとめ|eBayの税金、日本でも“知らない”は通用しない
eBayはグローバルな取引ですが、日本に住んでいる限り、日本の税務ルールに従う必要があります。
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たとえ海外での売上でも、日本の所得として課税対象
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年20万円以上の利益が出れば、確定申告が必要
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経費を記録し、帳簿をつけるだけでも税負担は変わる
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売上が増えたら、早めにプロ(税理士)に相談する
正しい知識で“稼げるeBayセラー”になりましょう!