穴子と鰻の違いとは?

穴子とウナギ、どちらも細長い形をした魚で
よく似ていると思いますが、生態や栄養面で見ると
違いがよく分かります。

穴子とウナギの違いを抑えて、食通になりましょう!

【穴子とは】

ウナギ目アナゴ科アナゴ属に属しています。
全体的に薄茶色で側面に白い斑点があり、尾びれが尖っているのが特徴です。
あなごは生物学的に分類すると「海水魚」です。海で産卵し、そのまま海で一生を過ごします。
浅い海の砂泥底に生息しています。



【鰻とは】

ウナギ目ウナギ科ウナギ属に属します。
うなぎは黒っぽい灰色であり、尾びれが丸まっているのが特徴です。
生物学的に分類すると「淡水魚」です。海で産卵、孵化した後に川に上り沼で過ごします。

【栄養素から見た穴子と鰻の違い】※できるだけ詳しく書いてほしいです

〇穴子
うなぎよりもタンパク質やカリウムが豊富で、脂質は少ない傾向にあり、
ダイエットにも適した食材です。


●低カロリーでダイエット向き!?
ウナギの蒲焼きが1/2一尾分で約230kalあるのに対し、
穴子の場合は1尾分で82kcalと、穴子の方が低カロリーです。

また、ウナギよりはコレステロールが少なく、コレステロール値を抑制するビタミンB6も
豊富に含まれているので、コレステロールを抑えたい方にはおすすめです。

●高たんぱくでヘルシー

コレステロールや中性脂肪を増やす飽和脂肪酸が脂質に含まれますが、
それよりも不飽和脂肪酸(EPA・DHA)のほうが多く含まれています。

不飽和脂肪酸の中でもオレイン酸のような植物油に多い脂肪酸が多く含まれている為、
さっぱりとした味わいの非常に健康的な食品です。

●美肌を目指す強い味方
ビタミンAは眼精疲労や肌荒れを治す効果があります。
真あなごはビタミンAが非常に多く、他の魚の100倍近くを含んでおり、
100g食すことでビタミンAの1日の必要摂取量(成人男性2000IU、女1800IU)を摂る事が出来ます。

●コレステロール値を下げるEPAやDHA

EPAはコレストロールを下げ,中性脂肪を減らす効果があり、
その血栓症、動脈硬化の予防に役立つと言われています。
DHAは脳や目の働きを高める。



〇鰻

うなぎはカロリーや脂質、糖質が多いですが、ビタミン類が多く含まれており
栄養価が高いです。

●ビタミンAで風邪予防!?

ビタミンAは骨や歯の発達に関係し、皮膚や粘膜、目の健康を維持するために不可欠なビタミンです。
風邪予防にもつながると言われています。

鰻の蒲焼き1尾には一日に必要なビタミンAの2倍以上の量が含まれています。
ビタミンAには過剰症のリスクもあるため、毎日食べるなどの過剰摂取はおすすめしません。

●うなぎで疲労回復

ビタミンB1は、脳神経系の正常な働きを助けるとともに
糖質を代謝するため、疲労回復に効果があると言われています。

また、足のむくみを予防する働きもあると言われています。

ビタミンB2は、髪や爪、お肌などの健康保持に役立ち、美容効果があるとされています。

●骨を強くして老化防止

うなぎに豊富に含まれるビタミンDは、骨や歯を強くし、
イライラを抑制する効果もあると言われています。

また、細胞の老化防止や成人病予防とされるビタミンEも
レタスの約3倍以上と豊富に含まれています。

【まとめ】
穴子とウナギは似ていますが、食べてみると
ウナギはこってりとした味わい、穴子はあっさりとした食感で、違うことが分かります。
かば焼きや天ぷら、、どちらも特徴を活かしたおいしい料理があるので、
ぜひ違いを楽しみながら食してみてください。