【必見】民泊成功は“エリア選び”で決まる!後悔しない立地選定7つのチェックポイント
■ なぜ「物件の場所」が民泊の命運を分けるのか?
民泊経営を始めるとき、多くの人が「どんな物件がいいか」にばかり目を向けがちです。
けれど実際は——
“どこにあるか”が売上の9割を決めると言っても過言ではありません。
「せっかく素敵なリノベをしたのに、全然予約が入らない…」
「周りが畑ばかりで、観光客どころか人がいない…」
そんな後悔をしてしまう人は、立地選びのミスが原因です。
この記事では、民泊物件のエリア選定で絶対に押さえるべき7つのポイントを、具体例とともに解説していきます。
■ エリア選びで民泊が失敗する、よくあるパターン
まずは、間違った選び方を知るところから始めましょう。
☓「観光地だからOK」と思い込む
→ 観光地でも“泊まらない街”は意外と多い(例:日帰り需要が中心の場所)
☓「土地が安い」「空き家があった」で選ぶ
→ 安いのには“理由”がある。需要がなければ高利回りも絵に描いた餅。
☓「有名だから」と都心一択
→ 競合が多すぎて価格競争に巻き込まれるパターンも
■ 成功するためのエリア選定7つのチェックポイント
① 周辺に“集客装置”があるか
観光スポット、レジャー施設、繁華街、商業施設など、「人が集まる理由」があるか?
【例】
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浅草や鎌倉など、観光目的で来訪する街
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サウナ・温泉施設が充実した地方都市
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大学や病院の近く(出張や家族付き添い需要)
② 駅・バス停・空港とのアクセス
民泊は「旅先」で使われるので、移動のしやすさ=予約率に直結します。
【見極め方】
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最寄駅まで徒歩10分以内
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空港から1時間以内のアクセス
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路線バスの本数・タクシーの拾いやすさもチェック
③ 競合民泊の有無と価格帯
民泊プラットフォーム(Airbnbや楽天ステイ)で、その地域に競合が何件あるか、価格帯はいくらかを調査。
【ツール例】
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AirDNA
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Airbtics
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民泊ダッシュボード(有料)
競合が多い=需要がある証拠だが、自分が勝てる差別化要素が必要
④ “外国人観光客”の導線にあるか
訪日客の増加で、外国人観光客は重要なターゲット。
→ インバウンドの動線にあるかが超重要。
【例】
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京都・大阪間の移動沿線
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成田・関空から乗り継ぎなしのルート
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ドン・キホーテや100円ショップがある街は高評価されやすい
⑤ 地元の理解と行政の制度
特に住宅街では、近隣住民の理解がなければ営業トラブルになりかねません。
【チェック項目】
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旅館業や民泊条例の規制が緩いか
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地元の「民泊OK」な不動産会社や建築士がいるか
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特区民泊・用途地域の確認(住宅専用地域NG)
⑥ 長期需要が見込めるか(オフシーズン対策)
観光地はオフシーズンに予約が落ちることが多いです。
だからこそ長期滞在者(ワーケーション、出張、帰省)向けのニーズがあるかがカギ。
【例】
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工業団地や大学の近く
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海外出身者の多い街
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観光地×ビジネス需要のハイブリッド立地
⑦ 独自のストーリーが作れる地域か
ただの“立地”だけでなく、「このエリアに泊まる意味」を作れるかが差別化のカギ。
【例】
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古民家×歴史ある街並み → “タイムスリップ体験”
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地元食材の朝食付き → “地産地消の旅”
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海辺のDIY宿 → “自分で作る秘密基地”
■ エリア選定の「調査方法」
実際に探すときに役立つ方法をご紹介します。
✔ Googleトレンド×観光検索ワード
「◯◯市 観光」などで検索ボリュームを見る
→ 直近1年で検索が伸びている地域は注目
✔ Instagram・X(旧Twitter)のハッシュタグ検索
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#◯◯観光 #◯◯グルメ #◯◯カフェ など
→ 若年層の観光トレンドが可視化される
✔ 自治体の観光戦略をチェック
「観光ビジョン」「インバウンド戦略」などのPDFを公開している市町村も多数
→ 将来的に注目される地域を先取りできる
■ 地方の穴場エリア例|いま注目されている地域とは?
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香川県・直島:アート×宿泊の需要が右肩上がり
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和歌山県・白浜:温泉×サウナ×空港アクセス
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長野県・白馬村:外国人ワーケーション層が定着
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宮崎県・青島:サーフィン・リモートワーク層が急増中
■ エリアで「差がつく」成功民泊の事例
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大阪市・西成区の一棟貸し
→ 最寄駅徒歩3分、外国人観光客向けに日本家屋を演出
→ 平均稼働率80%、リピーターも多数 -
福岡・糸島のグランピング型民泊
→ 海と山に囲まれた自然体験が人気
→ インフルエンサーのSNS投稿でバズる
■ まとめ|物件選びの前に“エリア選び”で勝負は決まっている
民泊の成否は、以下の要素が複合的に絡み合います。
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法規制と周辺住民
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交通・観光動線
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外国人対応・設備
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オフシーズン対応力
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差別化できる地域のストーリー
物件購入の前に、「この地域で勝てるか?」を徹底的にシミュレーションすることが最重要です。
あなたの民泊ビジネスが成功するかどうかは、
“最初に選んだエリア”で、ほとんど決まる。
ぜひ、現地に足を運び、自分の目でその街の“温度”を確かめてみてください。
地図ではわからない価値が、そこには眠っています。