【知らなきゃ損!】民泊をエクスペディアに登録する方法とOTA活用術|今から始める“グローバル予約”の扉
はじめに|民泊オーナーが次に狙うべきOTA、それが「エクスペディア」です
Booking.comやAirbnbに登録した民泊オーナーが次に悩むのが、「他にどのOTAに掲載すればもっと予約が増えるのか?」という点です。
答えの一つが**「Expedia(エクスペディア)」**です。
世界最大級の旅行予約プラットフォームの一つであり、国内外問わず多様なゲスト層を抱えるExpedia。
実は、民泊や一棟貸し物件でも掲載が可能で、特にインバウンドやアメリカ圏の旅行者に強い集客力を持っています。
この記事では、民泊オーナー向けにエクスペディアへの登録方法、掲載メリット、OTAとしての特徴、注意点などを完全解説します。
第1章|Expediaとは?AirbnbやBookingとどう違うのか?
▶ 世界的に強いOTA、それがExpedia Group
Expediaはアメリカを拠点とするグローバルOTAで、傘下には以下のブランドがあります:
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Expedia(本体)
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Hotels.com
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Vrbo(旧HomeAway:バケーションレンタル特化)
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Orbitz、Travelocity、Trivagoなど
つまり、Expediaに登録すれば、複数のチャネルに一気に掲載されるチャンスがあるということです。
▶ Booking.comやAirbnbとの違い
比較項目 | Expedia | Booking.com | Airbnb |
---|---|---|---|
主な顧客層 | 欧米系ビジネス&観光 | ヨーロッパ・アジア系 | 若年層・体験型重視 |
複数OTAへの連携 | ◎(Hotels.com等に自動表示) | △ | ✕ |
カスタマーサポート | 英語中心、日本語対応やや弱い | 日本語対応あり | 日本語チャット対応あり |
登録難易度 | やや高め | 比較的簡単 | 非常に簡単 |
特にアメリカからの予約や法人・長期滞在需要を狙う場合、Expediaの掲載は大きな武器になります。
第2章|【完全ガイド】エクスペディアへの民泊登録手順
ステップ1|パートナー登録ページへアクセス
https://join.expediapartnercentral.com
ここで「施設タイプ」→「バケーションレンタル(Vacation Rental)」を選びます。
ステップ2|施設情報を入力
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施設名・住所・施設種別(一棟貸し、アパート、コテージなど)
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宿泊可能人数・ベッド数・部屋数・バスルーム数
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提供設備(Wi-Fi、キッチン、洗濯機など)
※基本情報は英語での入力が望ましいですが、日本語も対応可。
ステップ3|写真とアメニティ登録
ゲストが予約するかどうかは「写真のクオリティ」が9割。
高画質の室内写真を部屋ごとに複数枚アップロードしましょう。
ステップ4|料金と空室情報の登録
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日別/季節別に料金を設定
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最低宿泊日数やチェックイン可能時間も設定可能
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キャンセルポリシーもこの段階で選択
ステップ5|支払い方法と契約情報の登録
Expediaでは「オンライン決済」または「現地決済」が選べます。
民泊物件では“オンライン決済”が推奨される傾向です(無断キャンセル防止のため)。
ステップ6|審査&公開
登録後、Expedia側の審査があります(通常1〜3営業日)。
承認されると、ExpediaおよびHotels.comなどのグループサイトに自動的に掲載されます。
第3章|エクスペディアで民泊を掲載する3つのメリット
① 世界中の旅行者に一気にアプローチできる
特にアメリカ・カナダ・ヨーロッパの旅行者に強く、インバウンドを取り込みたい民泊には相性抜群です。
② 「Hotels.com」などにも自動表示=複数掲載が一度で完了
他のOTAでは一つずつ登録が必要ですが、Expedia経由だと一括で複数ブランドに展開されます。
③ 長期滞在やビジネス目的のゲストが多い
民泊=短期観光というイメージが強いですが、Expediaでは法人利用・出張・研修・家族長期滞在など、幅広いニーズがあります。
第4章|注意点とデメリット
⚠️ 日本語サポートがやや弱い
カスタマーサポートは英語が中心で、日本語でのトラブル対応が遅れるケースも。
→ 自動翻訳ツールや外部サポートの活用がおすすめです。
⚠️ 清掃費などの“別請求”がやや面倒
Airbnbと違い、清掃費を別途請求できないケースもあるので、事前に宿泊費に組み込む必要があります。
⚠️ 料金戦略が複雑
Expediaでは、表示料金と支払料金(税・サービス料込)が分かれているため、価格戦略に注意。
OTAごとの「レートパリティ(価格の整合性)」にも気をつけましょう。
第5章|登録後にやるべき運用施策5つ
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カレンダーの連携(iCal or サイトコントローラー)
→ AirbnbやBooking.comとの在庫管理ミスを防止 -
レビュー対応の徹底
→ 海外ゲストはレビュー重視。返信は丁寧に、かつ素早く! -
料金の最適化
→ 平日/繁忙期/イベント時で柔軟に価格を変動させる -
スマホ対応の強化
→ ゲストの70%以上はスマホで検索・予約するため、写真と説明文はモバイル対応を意識 -
多言語対応マニュアルの整備
→ 英語・中国語・韓国語くらいは準備しておくと予約率UP
まとめ|民泊運営で「海外ゲスト」を狙うなら、エクスペディアは選択肢になる
日本国内で民泊需要を安定化させるには、「海外ゲストの獲得」がカギになります。
そのための一手として、エクスペディアの活用は非常に有効です。
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複数OTAを効率的にカバーできる
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世界最大級の旅行者ネットワークに掲載できる
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特にアメリカ圏・欧州からのインバウンドに強い
登録ハードルがやや高い分、競合は少なく差別化のチャンスも広がるのがポイントです。
あとがき|OTAの“広さ”が、あなたの宿の“未来”を決める
AirbnbやBooking.comだけでは届かないユーザーが、Expediaには確実に存在します。
「知られていない=選ばれない時代」において、OTAの“幅広さ”が売上の天井を決める要素になっています。
この機会に、エクスペディアという新たな“ゲストとの出会いの場”を手に入れてみてください。