【天然バニラが高騰した理由とは?】マダガスカルバニラの危機的状況とは。

【天然バニラの価格が高騰した理由】
自然災害による生産量の減少天然バニラは栽培が難しく異常気象による気候の変動や病気の流行で収穫が落ちたところに、2017年3月にマダガスカルをサイクロンが襲いバニラを栽培する多くの農園が被害を受け、さらに生産量が低下し価格が高騰しました。
【マダガスカル天然バニラ】
天然バニラは現在はマダガスカルを中心に熱帯各地で栽培されている。 2018年の全世界生産量約7500トンのうち、マダガスカル、インドネシアの2カ国で7割を占める。
その中でもマダガスカルバニラは品質がいいとされており、栽培が難しいとされる天然バニラを安定的に出荷できるとされてきました。
ただ、2017年、2018年と連続して発生したサイクロンのせいでマダガスカルでの生産量は減少し、世界的に天然バニラの需要が加速したことにより天然バニラの卸価格が高騰したといわれています。
【天然バニラの需要が加速】
中国をはじめに、世界的なオーガニックブームが発生し、天然の製品の需要が加速し、バニラも例外ではありませんでした。
天然バニラの他にも合成バニラといってバニラに似た香料を合わせて作るものもありますが、化学薬品などが入っていることがあり、健康を気にする方はやはり天然のバニラを好む傾向にあると考えられます。
世界的に使われているバニラのほとんどがこの合成バニラです。