【大田市の地鶏】銀山赤どりと銀山軍鶏肉の美味しさと特徴に迫る!

 知る人ぞ知る隠れた名産品、島根県大田市の地鶏「銀山赤どり」「銀山軍鶏肉」を紹介していきます。初めて「銀山赤どり」を聞いたと方は是非最後まで読んでいただき、一度食してみようと興味をもっていただければ嬉しいです。赤どりに隠れた銀山軍鶏肉もまた絶品です!さっそく、紹介していきます。



1.そもそも地鶏とは

地鶏(じどり)とは、日本農林規格 (JAS) に記載されている、在来種由来の血液百分率が50%以上の国産の総称のことを言います。

1) レギュラーチキン(若鶏)

鶏卵のための鶏ではなく「食用専用種」として開発・改良された鶏で、肉質が柔らかいのが特徴です。
若鶏とかブロイラーとも呼ばれています。みなさんが、スーパーや精肉店で、よく見かける普通の鶏肉で、通常「若どり」と販売されています。最も一般的で、価格も手頃です。
品種の改良や飼育環境の向上が進み、現在ではヒヨコが生まれてから飼育期間 約50日程で、3kg程度に育ち出荷されています。飼育期間が短いこともあって、肉質は柔らかく、「煮る・焼く・蒸す」どんな調理にも適した、万能なお肉です。
また、以前は硬い・パサパサのイメージだった胸肉も改良が進み、以前と比べて断然、美味しくなっています。

2) 銘柄鶏

鶏種は、若鶏と同じ肉用種で、通常の若鶏の飼育方法に工夫を加えて育てたものが銘柄鶏です。
つまり、元のヒヨコは若鶏と同じで(例外もあります)、エサを工夫したり、飼育期間を約60日~70日と長くしたり、各生産者毎に様々な工夫を凝らして、通常の若鶏を「差別化」したものです。
ただ、明確な基準は無く、そのため現在、100を超える種類の銘柄鶏が存在しているとも言われています。(私たちも時々、わからなくなります)
鶏種は同じですので、肉質や味等の明確な差は認識しずらいと言われることもありますが、手の届きやすい価格で、少しハイグレードなお肉を味わうことができます。

3) 地鶏

両親又は片親が在来種で、飼育方法・飼育期間等、所定の方法で飼育されたものが、地鶏です。
名古屋コーチン・比内地鶏を筆頭に、鶏肉の中では一番グレードの高い商品です。通常の若鶏と比べると長期間飼育していますので、肉質・香り・味等、ブランドによる違いが、より明確です。
少々お値段は高くなりますが、適度な歯ごたえと、各々特徴のある食味食感が楽しめます。
ところで、ここで言う「在来種」とは、明治時代までに国内に土着した在来種に限られており、現在認められている種は38種だけです。この「在来種」の血統が50%以上入っている品種しか「地鶏」とは名乗れません。
また、飼育条件も定められており、飼育期間については、80日以上(改正後は75日以上)と若鶏の倍近くです。比内地鶏等は120日程度になります。
飼育密度については、1㎡当たり10羽以下と、若鶏よりゆとりを持って、よく運動が出来るようになっています。

この様な細かい定義に即して飼育しているので、歯ごたえのある肉質・特色のある味になるんですね。


2.銀山赤どりとは

1)銀山赤どりの産地
 島根県大田市大江高山のふもとの大自然の中で発酵飼料を与えてのびのびと育った国産無農薬地鶏です。大江高山の標高は大山隠岐国立公園に指定されている三瓶山に次いで2番目に高い山です。大田市は三瓶山があるため山林のイメージがありますが、日本海に面しています。そのため、漁業もさかんです。高品質の山の食材、新鮮な海の食材を兼ね備えています。

2)銀山赤どりの生産者

 銀山赤どりを生産しているのは『エコファームささだ』様です。従業員は10人にも満たない少人数で赤どりを飼育しています。少ない人数ですが、しっかりとこだわりと愛を持って赤どりを飼育しています。

3)こだわりの飼育方法

 銀山赤どりは通常の倍以上の飼育日数かけ、自社製造の醗酵飼料を食べ、野を駆け巡り、引き締まった肉に仕上がっています。自社製造の発酵飼料はパン工場から出る冷凍生地をヌカ、小麦粉などで水分調節し夏場で2カ月、冬場で3カ月程度寝かし醗酵させます。これに足らない成分を追加し鶏に与えます。醗酵飼料を与える事により肉の臭みがほとんど無く鶏、本来の味に仕上げています。また鶏舎の床の臭いもほとんどありません。床も常に醗酵しフンが一晩で分解されます。常に床は暖かくポッカポッカ、鶏も気持ち良く育っています。ほとんど病気はしません。
 また、抗生物質など薬品は一切使用しておらず完全無薬です。食の安心、安全、健康に心掛け皆様の食卓にお届けできる様スタッフ一同努力しています。

4)銀山赤どりの品種

 銀山赤どりの品種はニューハンプシャーという羽色は赤栗色。アメリカのニューハンプシャー州で改良された卵肉兼用種です。コクが深く、あっさりとしていて様々な料理に合わせやすい品種となっています。

 

5)銀山赤どりの美味しさ
 銀山赤どりは、味にクセが一つもありません。また鶏特有の匂いもしません。1口食べるとこの意味を理解できると思います。鶏肉の甘みが含まれており上品な舌触りと味わいとなっています。



3.軍鶏とは

1)軍鶏の由来 
 軍鶏とは、ニワトリの一品種。丈が高くて脛
が太く、大きな蹴爪をもつ。闘鶏用に飼育されるほか、食肉用・観賞用としても飼育されています。
 軍鶏は、江戸時代にシャム国(現在のタイ)から渡来したニワトリの品種で、「シャム猫」の「シャム」と同じく原産地の「シャム」に由来します。
渡来した当時は「シャム」や、「シャム」の別称「シャムロ(暹羅)」から「シャムロケイ(暹羅鶏)」と呼ばれていたが、明治時代から「シャモ」と呼ばれるようになりました。
漢字の「軍鶏」は、闘鶏用ニワトリの意味からの当て字で、「ぐんけい」とも読みます。軍鶏はがっしりした体で気性も荒いことから闘鶏用に飼われてきたが、肉質も優れることから現在は主に食肉用として飼われています。

2)軍鶏肉の特徴

 軍鶏肉は、鶏肉本来の風味とコク、そして歯ごたえのあるなんといっても低脂肪な最高の品種です。その低脂肪さに合わせて、きめの細かい肉質にゼラチン質が非常に豊富なゆえとってもヘルシーなのです!また、うまみ成分のイノシン酸は通常の鶏肉の2倍!管理栄養士も高く評価しています。 鶏肉は、なんといっても美肌効果に最適!その理由は低脂肪なうえ、ゼラチン質はコラーゲンへと変化するのでお肌ぷりぷりの効果が期待できます!野菜との相性もばっちりです!!

 

 

4.銀山軍鶏肉の特徴

1)銀山軍鶏肉って他の軍鶏肉とどう違うの?

出荷はすべてメスになります。育てている軍鶏はおいしくて安全!自信を持ってオススメします!今回、みなさまの為にご用意したのは、低脂肪な軍鶏の中でも、特に脂がのってる美味しいお肉です!

  • 私たちが育てている軍鶏は育ちが違います!

日本中軍鶏の交配種がいますが天領軍鶏は純粋軍鶏です。まじりっけなしの高品種なのです。

  • 大切に育てています!

通常は3ヶ月で食卓にあがってしまいますが、天領軍鶏は飼育日数は200日以上。天領のいい土と健康な日光の下、広い敷地できちんと育てられた軍鶏は自然そのものの味なのです。

  • 安全・健康第一がモットー!

乳酸発酵した飼料を中心に与えています。それは、すべてお客様の安全と健康を考えればあたりまえの事なのです。


2)銀山軍鶏肉の品種とは

ロードアイランドレッドという兼用種のなかでは産卵性が最も優れた品種です。肉用タイプは、専用種と比較して成長が遅いものの、長期間飼育する場合には適しているので、主として地鶏生産に利用されています。
卵用タイプは、濃い褐色卵を良く産み、主として雄が赤玉卵用鶏の種鶏として用いられます。

ロードアイランドレッドの品種名は、アメリカ東部ロードアイランド州で成立したことに由来します。赤色マレー種、褐色レグホーン種、アジア系在来種の交配により成立したとされていて、1880年頃に褐色卵の卵肉兼用種として有名となり、1905年に公認されます。この時公認されたのはバラ冠の系統で、翌1906年には単冠の系統も公認されました。

(現在では、バラ冠の内種はほとんど飼育されていません。)

濃い褐色の卵を産むうえ、産卵率も比較的高かったので、アメリカからヨーロッパを始め世界各地に輸出され、日本にも1904年(明治37年)に輸入されています。産卵鶏として、白色レグホーン種との交雑種(ロードホーン)が1970年頃から用いられるようになっています。ピンクの卵を産み、産卵率も非常に高いのが特徴で、横斑プリマスロック種と白色レグホーン種の交雑種(ロックホーン)に代わり増加しました。その後1980年頃になると、羽色によるヒナ鑑別が可能なことから、白色プリマスロック種との交雑種が赤玉卵用鶏の主流となって現在に至っています。肉用鶏としては、赤鶏生産や日本各地の地鶏の作出に利用されています。

 

 

5.最後に

島根県大田市産の地鶏の説明をしてきました。まさか、島根県大田市に地鶏が眠っているとは思いませんでした。そして、高品質な地鶏だということに驚きを隠せません。しかし、とても美味しく安心安全だということは保証できます。生産者様のこだわりが詰まった地鶏となっています。ぜひ一度味わってほしいです。健康志向の方には尚更オススメできます。

 

 
 
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