【あご野焼きの名前の由来は?】島根県出雲地方のあご野焼きがおいしくて有名な理由

今回はあご野焼きの紹介をさせていただきます。

【あご野焼きの名前の由来】

トビウオのことを「あご」といい、一説によれば「あごが落ちるほどおいしいから」と言われています。炭火で焼き上げる作業が「暖かい季節に火の側でする作業なので屋外で行うこと」が多く、それが「野焼き」の名の由来になったそうです。

日本海で5月から9月にかけて豊富にとれるトビウオのすり身を炭火で焼きあげたものが「あごのやき」です。

【特徴】

回遊魚であるトビウオは6月頃に出雲地方へやってきます。 6月はちょうど産卵の時期にあたり、一番脂がのっているトビウオの旬の時期になります。山陰のあご野焼きは旬のトビウオを使用するため味が良くて有名です。

こだわりの日本酒や焼酎を混ぜることであご野焼き自体のコクが違ってきます。口一杯にほおばると酒とみりんの香りが鼻にぬけ、トビウオ自体のかすかな甘味と旨味が広がります。絶妙な歯ごたえと、程よく焦げた皮の旨味が合わさり、竹輪とはまた別のおいしさがあります。

あご野焼きの香ばしいにおいは食欲を掻き立て、焼きたてを包丁で切らず手でちぎって食べるのが妙においしく感じたりもします。お酒のアテとして食べられることも多く、日本酒や焼酎との相性は抜群です!

【作り方】

作り方は、トビウオのすり身を長い金の棒に直径5㎝ほどに練りつけ、くるくると回しながら焼きます。この時、板に針をうちつけた「針山」で小さい穴をたくさんあけることで皮の剥離防止と火の通りがよくなります。

家庭ではなかなか手造りすることも難しいのでお取り寄せとしても好まれる商品です。